米国産原油が2014年7月以来の100ドル超えで取引終了しました。米国と他の国が緊急石油備蓄の大幅な放出を発表した後でも、米国の原油は火曜日に1バレル100ドルを超えて急上昇しました。
米国産原油は8%急騰して1バレル103.41ドルで取引を終え、2014年7月以来の100ドル超えとなり、原油市場の1日の上昇幅としては2020年11月以来の大きさを記録しました。
輸入物価の上昇となって、日本は対岸の火事ではありません。
露SWIFT排除、影響日本にも 原油、小麦価格上昇で値上げさらに https://t.co/9fDAaOvBh7 @Sankei_newsより
— 猫組長 (@nekokumicho) February 27, 2022
制裁が長引けば、日本経済への影響も大きくなります。LNG、石炭、原油をロシアに頼っていてはロシアを支援することになります。
市街地への無差別攻撃を許してはいけない。
改めて言うが日本はLNG、石炭、原油、いずれもロシアとの取引をやめるべき。これを続けてる限り間接的にロシアを支援し続けることになる。— 宇佐美典也 (@usaminoriya) February 28, 2022
石油備蓄の放出程度では、意味をなさないという指摘も。
意味ないな。シェール採掘規制廃止とエネルギー減税すべきだ。この価格になってまだ寝ぼけた対応のまま。
石油備蓄を6千万バレル放出へ 原油供給に不安視、各国が協調(朝日新聞デジタル)#Yahooニュースhttps://t.co/HqkHTMBprK
— ワタセユウヤ #温泉減税会 (@yuyawatase) March 1, 2022
上がり続けることはないとの見方も。
原油の大幅上昇に関するツイートが多いので、感情的になって買ってしまう人も多いと思います。チャートは、ブレント原油のETFの日足です。位置的には、ETF価格はレジスタンスレベルに達していますから、そろそろ利食いによる一時的な下げが起きる可能性がありますね。 pic.twitter.com/3UQWWIrKfn
— T.Kamada (@Kamada3) March 1, 2022
米株式市場の主要3指数は下落しています。上がったり、下がったりです。
おはようございます。主要3指数は揃って下落。WTI(NY原油先物価格)が一時1バレル106ドル台に乗せ2014年6月以来の高値水準に。インフレや個人消費への影響が懸念する見方も広がり大きく下落。ウクライナ情勢のさきゆきも不透明。 pic.twitter.com/p205enRInH
— レイチェル (@rachelcubmike) March 1, 2022
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この日の高値では、2014年6月以来の1バレル106.78ドルを記録しました。
世界の指標であるブレントは約8%上昇し、1バレル105ドル前後となりました。ブレント原油は「北海ブレント原油」とも呼ばれる世界3大原油の1つであり、重要な原油価格指標(ベンチマーク)です。他の2つは「WTI原油」と「ドバイ原油・オマーン原油」となります。
ロシア・ウクライナ危機の供給懸念を考慮し、ホワイトハウスと国際エネルギー機関が発表した6,000万バレルの原油放出では到底足りないとの見方が反映されていると言われています。
エネルギー価格にも左右される国際情勢。もっとも影響を受ける日本は大丈夫でしょうか。