ウクライナ危機をめぐる発言が、いろんな界隈からつっこまれまくっている橋下徹氏。今度は、国家間の戦争を語るにはまず殴り合いの喧嘩をしてからという独自の主張を展開しました。
あんた、どう考えても戦場で戦えるとは思えんな。泣いて敵に命乞いするか、真っ先に助けてくれと味方に懇願するか、逃げるか、隠れるかちゃうの?これまでの人生の中で殴り合いの喧嘩を一度でもやったことある?あんたの戦争の話には全くリアリティがないわ。 https://t.co/RpH6eHurtW
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 5, 2022
これに対しては、「喧嘩で戦争語る人って」「リアリティがない」「喧嘩と戦争を同列で扱うなんて」さまざまな反応が。
個人の殴り合いで「戦争のリアリティ」が語れるなら、ボクサーこそ、戦争を語るにふさわしい人ということになる。かつてフォークランド紛争を勝利した英国の女性首相マーガレット・サッチャーは、たぶん生涯一度も殴り合いなどしたことはないだろうが、その彼女は戦争のリアリティを語れない人なのか? https://t.co/818uxFamEP
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) March 5, 2022
ロシア軍の想定外の苦戦に苛々して、核兵器使用をちらつかせて恫喝するプーチンと同レベルで笑ったw ドメスティックなイシューでは良い主張もあるが、海外で生活したことがなく第二言語を話せないせいか超ドメなのが弱点。国政に進出しなくてよかった。 https://t.co/ryZcnp2a7u
— H.S. Kim (@xcvbnm67890) March 5, 2022
国家間の戦争を語るにはまず殴り合いの喧嘩をしてからという珍説。 https://t.co/OoqgMn057F
— 戯画兎 (@giga_frog) March 5, 2022
橋下氏の一連の議論は、ウクライナの方からはちょっと理解しがたい論法のようです。ウクライナ人でなくても理解しがたいですが。
今朝の報道番組でも橋下氏は重大な発言を重ねています。
防衛研究所・山添博史氏は3月2日の文春オンラインのインタビューで、
中でも一番危険なのは、「ウクライナは早く降伏するべき」といった言説です。ロシアにも理由はあるんだし、ロシアに逆らっても仕方ない、キエフはどうせ落ちるんだから、といったような、早期降伏論が日本で有力になってしまうと、それは日本自身の次の危機に利用されます。
と予見を述べています。
あんたらみたいに戦争を安全地帯から精神論で語ると救える者も救えない。戦争は究極の災害や。災害対策の思考がなければできる限りの国民を救うことはできんよ。あんたらの祖国防衛、国際秩序維持をはじめとするリアリティなき話はほんま勉強になったわ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 5, 2022
政界は引退した橋下氏ですが、その影響力は一般人のそれとは比較になりません。特に現役維新の会の人たちは対応に苦慮しそうです。