9日に投開票された韓国大統領選は、投票率が77%を超え、まれに見る接戦の結果、保守系の最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長(61)が選ばれました。
韓国大統領選 野党ユン・ソギョル氏当選5年ぶり保守政権誕生へ NHK
文在寅(ムン・ジェイン)政権に対する有権者の強い不満が野党候補の大統領を誕生させる原動力となりました。
投開票日まで1週間を切ったタイミングで合意にこぎつけた。政権交代の必要性では一致していた安哲秀(アン・チョルス)氏との「野党候補の一本化」に成功したことで、尹錫悦氏は勢いづきました。
進歩系の与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)候補(57)と比べると、日韓関係の改善に取り組むという発言もありますが、今後の政権運営によっては反日政権になってしまうことも容易に予想できます。
【複雑骨折した日韓関係が保守派が勝利したから良くなるとの夢想は捨てた方が良い。野党候補よりはマシなことは事実だが、ボールは韓国側にある事実は変わらない→韓国大統領選 野党ユン・ソギョル氏当選5年ぶり保守政権誕生へ | 韓国大統領選挙 】 https://t.co/4AlDezwrIn
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) March 9, 2022
今回の大統領選は、政策というよりも、両陣営のスキャンダルを非難し合う場となっていました。
尹氏自身もスキャンダルとどう折り合いをつけるのかが注目されます。検察時代の職権乱用や、妻の経歴詐称など多くの疑惑があがっています。(大統領選で再認識する百年経っても変われない隣国)
韓国大統領選はこれだけ接戦だと負けた陣営が不正選挙だと騒ぐに1万ウォン。
— 猫組長 (@nekokumicho) March 9, 2022
大統領が変わっても、韓国の難しい舵取りは続きます。