党内で京都維新VS東京維新という熾烈な争いがスタート?!
こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は本会議にて昨日もブログで取り上げた日銀同意人事に反対した後にタイ式ボクシングのジムで汗を流し、午後イチには清山とものり宮崎市長が議員会館に立ち寄ってくれました。
週明けの質疑に向けた調整や部会が続いた後、夕方からは党政調会(党内議論はネットフルオープン)。
第一部の講義テーマはマクロ経済政策。経済学者の田中秀臣先生を招き、足元の経済状況やいま日本が取るべき金融・財政政策について講義をいただきました。
マクロ経済政策と構造改革などの政策の「割り当て」について、いつも通り興味深かったのはもちろんのこと、日本の財政状況については危機的な状態ではないという認識を示されつつも、
「およそ良心的な経済学者であれば、財政について『絶対』に大丈夫とかそういうことは言わない」
とおっしゃられていたことが個人的には印象的でした。
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そして第二部の党内議論では、引き続き地域版マニフェストや参院選マニフェストについてテーマをいくつか準備して自由討議を行ったのですが、活発なやり取りが。
皇室制度の安定継承の議論から派生して、京都維新の会・久保田市議より発言が。
「京都に将来的に陛下をお迎えするという地域版マニフェストを掲げることは是か非か、党の方針と矛盾するか?(要旨)」
いやーこれ、実は衆院選前に維新八策2021の議論をしているときにも出てきたテーマだったのです。ある国会議員が、
「京都に天皇陛下のお住まいを構えていただくことをマニフェストに掲げるべき」
「地方分権・一極集中打破を強く推進する維新にしか主張できないテーマだ」
と提案があり。賛同の声もあった一方で、
「東京を中心に反発する方も多いのではないか」
「党のマニフェストに掲げるには少し性急すぎる」
という慎重論も出され、マニフェストに載せるのは時期尚早と見送られた経緯があったのでした。
東京選出の議員であり、陛下には東京にいてほしいと心情的にも願う私としても複雑なテーマです…(苦笑)。
こうした経緯と現状を確認した上で、藤田あきら政調会長代行から
「京都維新はそれを目指していくということを掲げて、党内でバチバチ議論を交わしたら良いのではないか。それこそが地方分権政党の在り方であり、地域版マニフェストを掲げる意義の一つである」
という取りまとめがあり、今後は東京維新VS京都維新の天皇陛下をお住まい巡る熾烈な争いが行われることになりました?!
当該のパートは動画の21分ごろからご覧いただけます。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年3月25日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。