年金受給者への5千円バラマキ、一転して白紙へ

行き当たりバッタリの検討使。首相は制度を理解して「検討」したのか

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

ついに明日でBLOGOSが更新終了ということで、本日宇佐美典也さんとの対談記事が公開されました。

BLOGOSは終わってしまっても、ブログ・テキストサイトは続くよどこまでも。ということで私は今後も勿論365日更新を続けていきますが、転載先・露出先が減るのは悲しいし、やはり純粋に寂しいという気持ちが強いです…。

熱い批判にも、たくましく成長させてもらったという感謝しかありません!(本当)

対談の模様は動画でも撮っていましたので、フルバージョンはぜひ後ほど私のYouTubeチャンネルで御覧くださいませ。1時間あるのでアップに時間が。。

さて、28日の参院決算委員会で取り上げ、首相も見直しを示唆した「年金受給者に5000円給付」政策が、早くも白紙という報道が流れています。

年金生活者への5000円給付案が一転「白紙」に 自民・高市政調会長が方針伝える
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6010233.html

白紙撤回という判断は是としたいと思いますが、何が政策としておかしかったのか・筋が悪かったのかという検証はしっかりと政府与党内で行っていただきたいと強く思います。

28日の参院決算委員会で、首相は核心をついた答弁をしています。(動画7:17より)

「年金が物価や所得に連動するという仕組みは、年金の持続可能性を維持する上で必要」

そうなんです。ならばこそ、現役世代の所得が減ったからその分を補填で配ろうなんて施策は、まさにその持続可能性を毀損する愚策に過ぎないわけです。

首相も本当に制度のことを理解した上で「しっかり検討する」と前向きな返事をしたのか、発言や発想の整合性が問われます。

こちらの記事が指摘しているように、有権者に対するばらまき+自公の結束を強めるという、純政局的な意味しかなかったことは、強く指摘・批判しておかなければなりません。

こうした世代間格差を広げる愚策ではなく、減税や社会保険料減免など公平かつシンプルな緊急経済対策が速やかに実施されるよう、国会後半戦もしっかりと主張してまいります。

それでは、また明日。

自民党HPより


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年3月30日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。