東京証券取引所は、4月4日から再編し、心機一転のスタートになります。市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ(ジャスダック)だったものを、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場という分類に変更となります。
#東証 では #4日から、#新たな3市場 で取引を開始します。「プライム」には世界をリードする企業、「スタンダード」には日本経済の中核となる企業、「グロース」には挑戦を重ねる企業を求めます。優良企業の代名詞だった東証1部を廃止した #再編の狙い を #整理 しました。https://t.co/mpEU8bI6oo
— 渋谷高弘(日本経済新聞) (@shibuya_nikkei) April 3, 2022
発表によると、現在東証一部の銘柄のおよそ84%は最上位のプライム市場へ移行し、スタンダード市場へ移行するのは残り16%の銘柄にとどまります。
プライム市場への移行は4月4日の月曜日からです☝️ pic.twitter.com/GhJMdYN48J
— かつぴろ@投資×優待×ポイ活ブロガー (@cardiacscardiac) March 30, 2022
最上位にあたるプライムには1839社が上場しています。これは旧市場一部の企業の約85%になりますが、移行措置で基準を満たさない企業が295社混ざっています。
「東証一部」を安売りしすぎたという指摘もありますが、この反省は活かされるでしょうか。
率直に言って「プライム」には魅力を感じない。そもそも、「一流会社」を取引所が決める必要はないのだが、ビジネスとしての東証は「東証一部」というブランドを安売りしすぎたのが失敗だった。 #NewsPicks https://t.co/cjb9QpGmzb
— Hajime Yamazaki /山崎元 (@yamagen_jp) March 31, 2022
プライム市場の基準を満たすために、自社株買いも行われました。
株式市場からの圧力も自社株買いを勢いづかせる。21年度後半にかけては東証の市場再編をにらみ、最上位の「プライム市場」の上場基準を満たす目的が多かった。
自社株買い7割増、昨年度8兆円 成長投資に回らず:日本経済新聞 https://t.co/uJxIESO1K1
— みっちゃん🐶 (@miccyan1234) April 3, 2022
また、プライム市場の企業には、様々なハードルが課されます。
東証は市場再編で、「プライム市場」の上場企業に対し、気候変動関連の事業リスクを国際的な枠組みに沿って開示するよう求めます。世界の投資家の関心に応え、資金を呼び込むのが狙い。大企業を中心に準備が進みますが、「ハードルが高い」と悩む中堅企業も少なくありません。https://t.co/C2btTA1Qy2
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) April 3, 2022
一方で、移行に伴うシステム障害を心配する声もあります。
現在、TOPIXは東証一部に上場する銘柄全てを対象として数値を算出しています。ただし、近年は、東証一部に上場するハードルが下がったこともあり、本来なら時価総額や流通株式数が小さいため上場するにはそぐわない銘柄が多数上場してしまっていました。
何年後かには、中堅社員が若手社員に「昔は東証一部っていうのがあってなあ」とうんちくを語ることになるのでしょうか。