「安倍・菅は強硬、岸田は聴く」イメージに反し修正協議に応じた実績はゼロ?!

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日の衆議院内閣委員会で、今国会の目玉である経済安保法案が可決されました。

維新としても対案を提出して激しい議論を展開し、条文修正をしない与党に対して「反対」で良いのではないかという党内意見もあったものの、最終的には付帯決議を設けた上で「賛成」する運びとなりました。

附帯決議はかなりの分量が設けられましたが、残念なのは政府与党が一切の修正協議に応じなかったことです。

我が党も質疑の中で指摘したように、「聞く力」をアピールし検討を重ねる岸田総理にもかかわらず、強硬的なイメージがある安倍・菅政権と比べても法案の修正実績が乏しい状態になっています。

我が国の慣習により、政府と与党が「事前協議」ですり合わせたものが国会には提出されるため、もとより野党との論戦の中で条文を修正することはハードルが高いわけですが、それでも安倍・菅政権においては年数本程度は行われてきました。

露によるウクライナ侵略などで国際情勢が激変する中、各党がまずは成立させることを急いだことで岸田総理・与党は助けられた形になりましたが、こうした岸田内閣の姿勢は今後に大きな影を落とすことになりそうです。

国会後半は、補正予算を組むか組まないかが一つの焦点になるでしょう。

参院選前に予算審議で突き上げられることを嫌がる岸田総理と自民党主流派ですが、党内からも早期の補正予算編成を求める声が上がり始め、ここでも「聞く力」が問われてきます。

維新としても先に提出した経済緊急提言に基づき、必要な予算措置を求めてまいります。

それでは、また明日。

会議に臨む岸田首相 首相官邸HPより


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年4月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。