暴走する衆院議長、それに議員辞職願を提出する山本太郎議員

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

小選挙区「10増10減」 細田衆議院議長 “黙っていられない”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220409/k10013575041000.html

いわゆる「一票の格差」を是正するためにアダムス方式によって調整される議席数について、衆院議長が反対する発言を連発して大きな波紋を呼んでいます。

10増10減には私も思うところはあります。そもそも今の選挙制度を小手先でいじくり回すだけでいいのか、議席数を維持することが正しいのか等。

ただ、少なくとも細田氏は「衆議院議長」という立場です。議長は国会(院)を代表する立場として中立を貫き、政治的発言は慎むというのが憲政のセオリーとも言えます。

自らも賛成して導入された「アダムス方式」に、導入直前になって(主に自民党が強い地方部の議員が減らされるからと言って)ゴネて反対する、しかも議長ともあろう人間が…。

与野党を問わず反発が生まれるのは当然であり、与野党で協議している選挙制度改革の議論が停滞することも危惧されています。

そんな渦中の衆議院議長に対して、本日は山本太郎氏が辞職願を提出。

参院選での比例票&議席上積みのため、話題を一気に自分たちに引き寄せる選挙戦略。

政党や政治家たちが文字通り「命がけ」で「生き残り」をかける選挙前夜の様相となってきました。ことほど左様に今の選挙制度には色々な「抜け穴」があり、選挙制度には不断の改革が求められるゆえんでもあります。

堀江さんに激励のビンタをされているところでありますが(苦笑)、選挙に魔法の杖はなく、奇策に対して正攻法で弾き返すのもまた戦略。もちろん、戦術レベルの対策は縷縷講じていきつつ、

維新が「最最最最重要地区」と位置づける京都府選挙区でも本日、公認予定候補を発表。選りすぐりの候補者たちが増えてきました。

順風満帆なことばかりではありませんが、参院選に向けて政策と理念を全国各地でしっかりと訴え続けてまいります。

それでは、また明日。

議員辞職の理由を説明する山本太郎氏 同氏Twitterより(編集部)


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年4月15日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。