財務省の「平八郎の乱」に憶測が乱れ飛ぶ

財務省幹部の総括審議官である小野平八郎氏が電車内で乗客を殴るなど暴行の疑いで逮捕されました。逮捕された小野総括審議官は、政府系金融機関の管理や日銀との調整を行う部署の責任者で、日銀の金融政策決定会合にも出席しているそうです。

エラー|NHK NEWS WEB

このため、日本銀行との政策調整や国会対応といった仕事があまりにハードで、ストレスがたまっていたためにこのような行動に及んだのではという憶測も飛んでいます。

泥酔して乗客を殴る蹴る…財務省エースの「意外な素顔とストレス」 | FRIDAYデジタル
財務省のエリート官僚が泥酔して乗客を暴行した事件。容疑者は将来のトップと目される有能な人物です。なぜ優秀な役人がお粗末なトラブルを起こしたのか。意外な素顔と抱えていた強いストレスとはーー。

財務省の庁舎 Wikipediaより

また、今回の逮捕についても「積極財政派の仕掛け」という陰謀論に気を付けろという憶測もあります。(高橋氏の論理展開は「財政再建派」が今後流すであろう陰謀論に気を付けろというものなのでちょっとわかりづらいです)

まあ、ふつうに考えたら、この陰謀論推しは無理があります。

いつもどおりの批判ですが、今までの奢りがこういった結果につながった面もあるのではないかとの指摘もあります。

反対に、因果性を無視した封建的な責任追及社会は止めたほうがよいという指摘もあります。

財務省はすでに更迭する人事を発令しています。ストレスが多かったことは想像に難くありませんが、お酒には気を付けたいですね。

総括審議官は事務次官へのステップのひとつで、とても重要なポストです。なにかしらの政局になるか、なにごともないかのように扱われるか、今後の推移が注目されます。