日本は、やはりいい国だろう
日本の国民は、結構懐が深い。
一度失敗しても、国政選挙で禊を終えれば、過去の問題は比較的簡単に水に流してもらえる。
その筆頭は、目下のところ鈴木宗男氏や米山隆一氏、今は殆ど話題に上らない中村喜四郎氏などだろうが、その内舛添氏やその他諸々の人も後に続くのかも知れない。
一時期大変なバッシングにあって失意のどん底に落とされたような気がする方もおられるだろうが、その時期をジッと堪え忍んで精進していると思いがけないところから救いの神が現れるのが日本である。
再チャレンジを認める国・日本、ということかしら。
まあ、ある意味で安倍さんもその一人だろうから、日本は思った以上に寛容な国である。
ただし、選挙で負けてしまう人には、結構厳しい。
どんな傷があっても有権者から可愛がられる愛嬌や実行力、自分自身を熱く語れる情熱に溢れていることが条件だろう。
マスコミの前で醜態を晒したことがあった人だが、公民権停止の期間が過ぎて、晴れて再チャレンジのチャンスを獲得した人がいる。
現時点でどの程度のフアンを獲得・維持されているのか分からないが、来るべき参議院選挙でどのような結果を出されるか、要注目である。
元東京都知事の猪瀬さんである。
一寸先は闇、と思っていた方がいいでしょうね
好調だと言われてきた自民党だが、選挙についての関心が少しづつ高まっているような感じなので、気を抜かない方がいいだろう。
最近の物の値上がり具合は、ただ事ではない。
物価高で、しかも収入はちっとも増えないという状況が長く続くと、年金収入に頼らざるを得ない高齢者層に少しづつ不安が拡がっていくことになる。
まだ悲鳴が上がるほどではないが、決して安心出来るような状況ではない。
世間の空気が変わるのは、一瞬である。
鬼と言われなければならないほど悪政だとは思わないが、何も手を打たない「検討使」のままでは如何にも拙い。
まあ、アンテナは十分機能しているはずだから、その内に何らかの対応をされるとは思っているが。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2022年5月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。