こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は人生二度目となるNHK「日曜討論」に出演させていただきました。
おそらくもっとも国民的注目度が高い正統派討論番組で、そこに党の看板を背負って出るわけですから、普段はあまり緊張しない私もさすがに緊張でガタガタ震えていました。いや、それは言いすぎだけど。
「ゆっくり喋る!!!」
と寝台列車の中で一晩中自己暗示をかけてきた甲斐もあって(?)、いつもに比べれば比較的ゆっくりと喋ることができた気がしますし、参院選の争点・物価高対策・防衛費問題などについてきちんと言うべきことをお伝えできたかなと思います。
参院選公示まで3日 安全保障政策めぐり各党が議論 NHK日曜討論
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220619/k10013678431000.html
早速ニュース記事にも。
しばらくは見逃し配信でも視聴できるようですので、よろしければお時間がある際にぜひ御覧くださいませ。
NHKプラス 日曜討論
https://www.nhk.jp/p/touron/ts/GG149Z2M64/plus/
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ただ心残りとしては、終了間際のもう発言機会がないタイミングで、立憲・小川淳也さんに
「行政改革というけれど、大阪はコロナの死者数が東京より多い」
と批判を受け、反論の機会がなかったことです…。
まあそれは番組の進行上仕方がないのですが、行政改革とコロナ対策の結果の因果関係を安易に結びつけるのも、犠牲になられた方の数をわざわざ出すというのもいかがなものか。
とモヤモヤしていたところ、終了後にニュースになっていました。
コロナ死者「4500人しか」 立民・小川氏
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022061900212&g=pol
>立憲民主党の小川淳也政調会長は19日のNHK番組で、新型コロナウイルス感染症の死者数について「東京ですら4500人しか亡くなっていないのに、大阪で5000人亡くなっている」と述べた。
>大阪府・市のコロナ対応を取り上げ、日本維新の会を批判した発言だが、多数の死者が出ている東京の現状を軽視していると受け取られかねず、批判が出る可能性がある。
確かに表現も不適切であったと思いますし、こうした指摘がでてくるのはもっともです。
以前に内閣参与を務められていた方が、日本の新型コロナの被害状況を「さざなみ」と表現して大バッシングを受けたことがありましたが、その際は一部野党の方々も舌鋒鋭く批判をされていたはずです。
どんな規模・数であろうとも、失われているのは尊い命ですから、そこに私たちはできる限り思いを馳せなければなりません。
小池百合子都知事、5年ぶり街頭演説で “ドン引き” 発言…コロナ死亡者について「大阪より500人少ない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcb42f2b1fa5f9c12dfe0826c087c0bb7cd34d54
時同じくして、小池百合子知事も街頭演説でコロナ死者数を比較して主張される場面があったようで、様々な声があがっていました。
選挙戦ともなると、どうしても相手の失点を攻め、自分の功績をPRするためにありとあらゆるものを持ち出したくなるし、言葉も強くなりがちです。
しかしそこで、安易に犠牲者・被害者の数を牽強付会に並べてしまうのは慎むべきことなのだと改めて痛感した次第です。
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私自身も選挙前・選挙本番となると演説内容や政策主張がヒートアップしてしまうことがあるので、ここは自戒も込めて省みながら、来週からの参院選に慎重に臨んでまいりたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年6月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。