NHK党の立花孝志党首は、NHKの討論番組で、「質の悪い子どもを増やしては駄目だ。将来納税してくれる優秀な子どもをたくさん増やしていくことが国力の低下を防ぐ」と自説を開陳しました。これが「優生思想」につながる発言だとして、他の野党などが非難しています。
この発言に対して、批判の声が多く上がりました。
質の悪い子供は産むな同性愛は依存症で治療しろ、そんなチープな差別扇動はいつどこで目にしても驚かないけれど、大手を振って政界のまん真ん中にやってくるとは想像できませんでした。寛容さと知性を欠いた政治は、国、その社会を不幸に導くと思います #日曜討論 #神道政治連盟国会議員懇談会
— ロバート キャンベル (@rcampbelltokyo) July 3, 2022
立花氏には批判はどこ吹く風です。
あなたのような人が質が悪いのですよ(笑) https://t.co/lvMpk3p3Ll
— 立花孝志 NHK党 党首 (@tachibanat) July 3, 2022
むしろマスメディアに取り上げられて批判に値するだった発言という自己採点です。
朝日新聞に批判記事書いてもらえるのは、立花孝志がまともな証拠です(笑)
「質の悪い子どもを増やしては駄目」NHK党・立花氏(朝日新聞デジタル)https://t.co/UR5F6La66f
— 立花孝志 NHK党 党首 (@tachibanat) July 3, 2022
他の党にできない発言をするところに、熱烈な支持者に歓迎されるのかもしれません。
色んな病気と戦ってる子供達やそのご家族を知っていれば、こんな発言はできないと思う。「障害とは社会側が作り出す生きにくさである」を忠実に体現した発言
質の悪い子増やしては駄目 NHK党首立花氏「納税する子を」 https://t.co/Vdf8tc1FF7
— ふらいと(今西洋介)@新生児科医 (@doctor_nw) July 3, 2022
いつものように議論が複雑で、交通整理ができていません。これで分断が生まれるとしたら、逆に立花氏の作戦勝ちかもしれません。
自分が知識不足だからなのか分かりませんが、質の悪い子供の「質」の基準が分かりません😥
— HIROSHI TABUCHI (@tabuchi_hiroshi) July 3, 2022
ある意味で現代社会の“痛いところ”を突かれた面があります。優秀な子供ってなんなんでしょう。
実は文科省も「進化」とか「発展」とか「質の向上」とかそういう言葉が大好きです。
どの党も、どこか一部は日本人の常識を持ち合わせているかもしれませんが・・・。
NHK党の立花孝志氏が「『憲法9条で国民の生命・財産が守れる』なんてあり得ない。話し合いで解決できるなら、北朝鮮の拉致被害者はとっくに帰って来ている」「共産党のような左翼政党に騙されないように」。共産・志位さん聞いたか?これが日本人の常識というものだ。
— 加藤清隆(文化人放送局MC) (@jda1BekUDve1ccx) July 3, 2022
NHK党に関わる人材はいろいろな意味で影響力があります。
ヒカル君と青汁王子と立花孝志が選挙カーで演説しています!
新宿西口 pic.twitter.com/FKHnQ9QAbo— 立花孝志 NHK党 党首 (@tachibanat) July 3, 2022
立花氏はこのような批判は想定内だったはずです。むしろさまざまな媒体で取り上げられたことで発言は成功だったと言えます。
政党は一部の熱烈な支持者に届けばよいのかという問題はNHK党だけの問題ではありません。