選挙における落選とは

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日は急きょの「党3役ライブ!」にて、参院選の振り返りについてお話をさせていただきました。

改めて各地で闘った候補者の素晴らしい戦いぶりと資質について想いを馳せながら、藤田文武幹事長も私も「落選経験者」なので、その立場から落選後の振る舞いについてもディスカッション。

選挙における落選って、どんなに言葉を取り繕おうと存在の全否定なので、本当に精神的にキツイんですよね…。営業で売れない、企画プレゼンで負けたとかなら

「商品が悪い、企画が悪い」

ってまだしも言えるかもしれないけど、選挙は自分自身が商品であり企画なので完全に逃げ場がない。

なので当然に落ち込むだろうし、自暴自棄になりそうな方もいると思います。でも、そこからが本当の勝負で。

「あれだけやったのに落ちるなんて、どういうことなんだ!もう何も信じられない!」

となりそうな気持ちをぐっと堪えて、客観的に自分を見つめ直す機会に昇華できるかどうか。

各陣営も候補者たちも、選挙期間中は一生懸命がんばったと思います。真っ黒になってぶっ倒れる寸前まで、力の限り。

でも厳しい言い方をすれば、選挙期間中に頑張るなんてのは当たり前のことで、そしてこちらが必死で追いかけている時は相手だって必死に逃げているんですよね。忘れがちだけど。

相手の必死さとくらべて、自分たちに足りないものはなんだったのか。もう一度挑戦するとすれば、何を改めれば勝てるのか。

全力で落ち込んで、少し休んだ後は、こういう客観的な振り返りと奮起ができるような方であれば、きっと政界に入るチャンスが開かれると思います(偉そうですいません)。

もちろんのこと、組織として候補者や陣営に対してもっとしてあげられることがなかったのか、私たちとしても反省すること頻りです。

次は悔し涙で終わらぬよう、統一地方選挙に向けて、改めて党3役としても改善点をしっかりと話し合っていきたいと思います。

それでは、また明日。

ali çoban/iStock


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年7月12日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。