カリフォルニアに一緒に出かけたワイン仲間と、またいつもの浴衣を着て、今度は祇園祭の京都に来ています。コロナ渦でしばらく開催されなかったお祭りも、久しぶりに開催されることになり、京都の街は活気づいているようです。
京都に来るといつも思うのは、京都の人たちの地元に対する誇りです。
他の地域の人たちと異なり、京都の人は自分たちが田舎者とは思っていないようです。むしろ東京の方が京都よりあか抜けない街だと思っているのではないかと思う位です。
京都には御所があり、天皇陛下は東京にしばらく出かけて、留守にしているだけ。そんなふうに本気で思っている京都人もいまだにいる。都市伝説かもしれませんが、京都人のプライドの高さを象徴する話です。
京都は街自体が歴史ある建物に溢れていて、歩いていても風情のある景色があちこちに見える魅力的な街です。確かに東京の方が近代的で新しいものが生まれるパワーを持っていますが、歴史や伝統といった時間をかけて育まれた文化には京都に一日の長があります。
それが京都の街が多くの人を惹きつけ、未だに京都の人たちが誇りを持ち続ける理由になっているのです。
京都のお祭りに参加するのははじめての経験ですが、地元の方の解説を聞きながら、歴史ある街の魅力を十分に堪能したいと思います。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年7月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。