「子ども、ほしくない」若者が半数超:お金を配れば解決するのか?

ロート製薬は、独自に調査している意識調査=「令和5年度版 妊活白書」のを公表しました。18~29歳の未婚男女400人のうち「将来、子供をほしくない」と回答した割合は55.2%に上ったとのことで、初めて過半数を超えたことが話題を呼んでいます。

子どもを望まない若年未婚男女は半数以上。女性の約4人に1人は妊娠・出産の選択肢は残す“妊活備え派”。 ロート製薬

若者たちはしっかり考えたうえで冷静に判断してるという意見が見られます。

若者の所得を減らしてきたうえに少子化対策が愚策過ぎるという批判も大きくなってきています。

別の調査では、お金以外の理由も大きいことが示されています。「子どもがほしくない」人は45.7%で、理由では「お金の問題」が2割弱で、それ以外では「育てる自信がない」「自由がなくなる」などが多くを占めたぞうです。

日本は婚姻と出産がセットになっていると言われますが、結婚も躊躇してしまっているように見えます。

子育て世帯の厳しい現実は、経済問題だけでないようです。

一方、父親からも反論もあります。ふつうの男性が委縮し過ぎててしまうのも問題かもしれません。

娯楽や個人主義的自由度が成熟した社会に於いて親になることへのインセンティブが足りてないという指摘も。現代社会に生まれたがゆえの閉塞感なのかもしれません。

社会関係が複雑になり過ぎた結果の不安が大きくなっているのかもしれません。