億万長者の挑戦:はっきりいってビジネス書10冊読むより役に立つ

この番組は本当に最高です

実は自宅はJ-COMなので見られます。YouTubeにも上がっていますが広告がウザい・・・わたしはお金払って広告外してますが・・・・

ここまででもう観ると決めた人はネタバレしても意味ないのでこの後は観ないでいいです。ここからはざっくりとしたあらすじと見所を説明します。本編を見てから改めて下を読んでください。

第1話です。

 

第7話まであります。

55歳の大富豪が100ドルを元手にリスタートする物語

超大型ヨットにヘリ、大豪邸を持つ不動産で財をなした55歳のグレンは、ずっと「運があるから成功した」と言われてきた。14歳で子どもができてしまって学歴もまともになく、たたき上げでここまで来た彼は、もう一回いちから90日間で100万ドルのビジネスを立ち上げたいというのが夢だった。

そこで、100ドルだけをもち、ディスカバリーチャンネルの撮影クルーと一緒に事前に知らされていない米国の田舎の町エリーに到着する。オンボロのトラックにのってこの町でどんなビジネスを立ち上げられるか模索するところから始まる。

この街は昔は工場で栄えたものの、いまは閑散としている。しかし町には「絶対負けない」という趣旨の看板が立ち、強い意志を感じさせる街なのである。日本にもよくありそうなところだ。

彼の正体がばれると金目当てに集まってくる人も多くなって意味がないから偽名を使い、落ちぶれた中年男がいちから事業を立ち上げるということでテレビのドキュメンタリーのモデルになるという設定だ。

ゴミ漁りをしたり、バイトをしたり、掃除をしたり(彼の母親は掃除人)からはじまり、クルマと家の転売で資金を作っていく。相場を調べて狙いの中古車を叩いて買って綺麗に掃除してFor Saleの看板出して3倍の価格で売る。いわゆるせどりだが、これはどんな商流も同じことである。

彼のビジネス信条「ニーズがあるところに供給する」

もちろん資金はギリギリというか無一文に近い。営業には自信があるので地元のゴム製造会社が作った犬のボールを持って委託の営業でドッグランに出かけていって売り込みをするが、全く売れない。そこで彼は気づく

「いままで自分はニーズがあるということを確信してからそこにあう商品を探した。逆はだめなんだ」

これ、我々にも思い当たることです。よく「こういう商品やサービスを作ったが集客したい」という相談を受けるのだが、多くの場合「そこにニーズがあるから」ではなく、「こういうのはどうかと作ってみた」的なものが多く、こうしたものは成功する可能性が高くない。ザッカーバーグがFacebookを作ったとき、「こういうニーズがある」と確信して自分でソースを書いたわけだが、成功するものはたいていそこにニーズがあるのだ。映画「ソーシャルネットワーク」を観てください。

次々に出てくる名言と成功のための行動

主人公のグレン(名字は偽名)ははっきりいって非常に良い人である。そして人垂らしでもある。

田舎町ではビジネスを模索していくと同時に、優れたスタッフを探していく。その見極め方が凄い。学歴や前歴は全く関係なくリーダー格の元軍人でIT企業に勤めていたマット、タトゥだらけのRJ、支払いに追われるシンママのこれまたタトゥバリバリのドーンなど、田舎町に埋もれていた優れた人材を発見していくのだ。

そして様々な名言を落として行く。

リーダーはいろんなタイプがある
リーダーは強くなくてはだめ
商売敵を味方にするんだ

はっきりいってビジネス書10冊読むより役に立つ

と、断言できます。理論ではなく実践!

このドキュメンタリー観て本質的に理解できれば誰でもお金持ちになれると確信しますよ!!
最終回はけっこう泣きます。

でね。フィクションじゃない証拠に・・・・ググったら出てくるんですよ。たとえフィクションでも素晴らしい番組なんですけどね。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年8月1日の記事より転載させていただきました。