国税庁「日本の若者よ、もっと酒を飲もう」キャンペーンが「税収増狙い」と炎上

国税庁が株式会社パソナ農援隊に委託した「サケビバ!」という酒類市場の縮小傾向に歯止めをかけようとしたビジネスコンテストがBBCに取り上げられてしまい、図らずも炎上してしまいました。

日本の若者よ、もっと酒を飲もう 国が税収増狙い奨励 - BBCニュース
日本の若者は酒を飲まない。その傾向を変えようと、国が新たなキャンペーンに乗り出している。

酒類業界を所管する国税庁は、需要喚起に向け若者の意見を募集していました。

時事ドットコム

税収増が目的とは書かれていませんが、国税庁の委託事業ということで、さまざまな批判を受けています。

酒類業界の活性化や課題解決に資するプラン「サケビバ!」のHP

若者のお酒離れはいいことなのでは。

世界の潮流に逆行しています。

治療の現場からは、若い人のアルコール需要が減ることはいいことだという指摘があります。

今でもアルコールに関連した事故・事件は多いです。

種類の製造も販売も管轄が国税庁なので、「税収目当て」と言われてしまう事案が出てきてしまうようです。

一部の人の間では、安くて甘くてかつアルコール度数の高い“ストロング系”の飲酒が問題になっています。消費量は減っていても、低価格帯の製品のアルコール度数が上がっているようです。

コロナ禍の閉塞感からか、アルコール依存症は増えているようです。

酒は飲んでも飲まれるなとは言いますが、依存性のある物質なので、若い人に限らず飲酒はくれぐれも注意してください。