中国の雑貨店大手の名創優品(メイソウ)は、日本風を売りにした戦略を取ってきたことに関して消費者に謝罪をしました。メイソウは「ユニクロ」「無印良品」「ダイソー」にありそうな製品を低価格で販売しています。
中国の雑貨店大手、名創優品(メイソウ)が「日本風」の店づくりについて謝罪。日本の夏祭りをイメージしたイベントも中止になるなど、中国で反日機運が高まりつつあります。https://t.co/3yLw2pb0oA
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) August 20, 2022
コロナ対策などで社会に閉塞感の漂う中国では、その鬱積からか反日感情が高まっています。「日本風」の製品や出来事がSNSで炎上しています。
名創優品(めいそうゆうひん、メイソウ、MINISO)は、名創優品産業(めいそうゆうひんさんぎょう)が中国を中心に世界各国で展開するブランド名です。
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企業も消費者も散々乗っかってきましたが、なにか歯車が狂ってきた模様です。
MINISO(メイソウ)が正式に「去日化」を表明。旗袍娃娃を芸者として扱ったり、店内BGMの中国語曲禁止などの行いが非難浴びた結果。「ユニクロ+無印良品+ダイソー」のなんちゃってコンセプト路線に企業も消費者も散々乗っかってきたクセに、今さらマジギレ。何かカッコ悪い。空気感もますます怖い。 pic.twitter.com/4EpMFfHFOO
— Asia Strategist (@yoichiro_416) August 18, 2022
2020年にはニューヨーク証券取引所にも(ケイマン籍の持株会社が)上場していました。
「ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品」と評される『名創優品(メイソウ)』がNYSEに上場へ! https://t.co/8NP1045cUc
— 世界四季報 (@4ki4) September 26, 2020
メイソウに限らず、中国では、さまざまなブランドが混ぜ合わされて展開されていました。
【朗報】香港でメイソウとユニクロが合体したと思われるユニソウが爆誕。ダビスタ的には危険なレベルの配合。 pic.twitter.com/O1OyArDYUc
— あらいちゅー(馬主で大家で占い師でシーシャ屋) (@araichuu) September 25, 2018
「誤解を招かないためにも、まずはロゴに五星紅旗を入れるように」と中国メディアにも皮肉られています。
會不會有人現在才發現這家不是Uniqlo?
為了避免誤會,我建議首先在LOGO加上五星旗!
(圖/美聯社)【去日本化!名創優品道歉:要做堂堂正正的中國品牌】https://t.co/rsrY7jO89V#名創優品 #MINISO #中國 #China pic.twitter.com/t2G4uuwhG3
— 自由時報 (@ltntw) August 19, 2022
メイソウは2013年設立で、店舗数は中国を中心に世界の約100カ国で5000店を超えます。製品やロゴなどが「ユニクロ」「無印良品」「ダイソー」などにそっくりだという批判が出ていましたが、内側からの意外な圧力で路線が修正されそうです。
日本国内には、高田馬場やイオンモール小名浜店、イオンモール幕張新都心店、イオンモール津田沼店、イオンモール名取店など数店舗ありましたが、2021年末で全店舗が閉店しています。