プーチン大統領が「部分動員令」に署名:総力戦へ移行は時間の問題か

ロシアのプーチン大統領は、国営テレビの演説で、ウクライナ侵攻の戦闘を継続するために、「部分的な動員令」に署名したということを発表しました。

また、ウクライナの親ロシア派武装勢力幹部らがロシアへの編入の是非を問う住民投票の実施を一方的に表明したことについて「決定を支持する」と述べました。事実上の併合に踏み切る考えも示しました。

プーチン大統領 クレムリンHPより Serhii Ivashchuk/iStock

予備役を部分的に動員するので、部分的動員なのだそうです。総動員の第一波になるとの見方があります。

ロシアから脱出を試みる人々が増えているようです。グーグルトレンドによると、「ロシア出国」に関する検索は、通常時の100倍に増えました。

イギリスのベン・ウォレス国防相は、ロシアの部分的動員は「敗勢」の表れと述べていますが、プーチン大統領の侵攻はさらにエスカレートしてしまいました。

両軍の犠牲はさらに増えることになりそうです。

部分的動員が総動員や戦時体制になるのも時間の問題だという指摘も。

第三次世界大戦を危惧する声も。

「総動員」する余力がなかったので「部分動員」になったという見方もあります。

プーチン大統領がロシアを破滅させることになると危惧する声も上がります。

一国の為政者が招いた混乱の大小は大きいものになります。