どうして議員のみなさんは統一教会となかよくなってしまったのか
統一教会自体はいまは違法でもないし、議員が付き合うのも禁止されてなかったわけですが、20年前まではそりゃとんでもない団体でした。中核派みたいな過激派も同じですけどね。
信者数もいまはたいしたことはないし、献金ももらっているわけではない。ではどうしておつきあいしていたのかというと、ポスター貼りや電話での投票に信者が無償で狩り出されていたとのこと。
以前、維新の音喜多くんを招いて「政治家になるためには」というオンラインセミナーをわたしのオンラインサロンで話してもらった時も、実は都議会議員になるには国会議員と変わらない金がかかる。その理由が人口が多いからポスター貼りのコストだけで大変、というものでした。
こちらは内閣府の調査です。どうして女性の立候補が少ないのかということですが・・・
資金不足を挙げているのが女性で68%、男性で63.6%ででダントツ!
国政では5000万位かかるのが当たり前のようで、特にポスターの印刷と貼って回る作業コストが甚大らしい・・・・。供託金のレベルではないほどで、これを無償で信者がやってくれるならそりゃお願いしたくなるだろう。
支持母体がない無名の候補者はそれだけで当選する確率がゼロに近くなる。だって日本の有権者は高齢者を中心に政策なんて全く気にしないのがデータに出ていますからね。
こうした選挙協力をする団体が強い圧力団体として既得権を守ろうとするから日本は硬直化し、世界から遥かに遅れてしまったわけです。
そうだ、紙ポスターを廃止しよう
いったい、選挙の度にポスターって何枚くらい印刷されて捨てられるんだろう・・・検索しても出てきません。w
そして
いまはSDGsの時代ではないのか!!?
ということです。莫大な紙を消費するポスターを廃止すべきではないのか。町の美観もめちゃ汚くしています。
ではどうするのか。
恒久的なデジタルサイネージを立てまくる・・・・。業界大喜び。電源は太陽光。こういうヤツ
もちろんネットに繋いで、候補者からはデータを貰ってそれを配信するだけです。
選挙期間外は「災害情報」「自治体からのお知らせ」「変質者が出ました」「ワクチンのお知らせ」みたいなのを流していれば良い。イタズラされないようにカメラは必須。日本中に設置するので大量に仕様を決めるからけっこう安価になるはずで、国費で考えれば選挙の度に大量のポスターの費用を国から補助するよりずっと安上がり。
なにより、
1 お金がない人でも立候補できる
2 町の美観が損なわれない
3 ただ働きする支持母体がなくても平気
となるわけで、もはや怪しい団体と仲良くする必要も無くなる。
支持母体がない維新とか国民民主党から提案してみたらどうでしょう。共産とか立憲とか自民は支持母体があるから逆に反対するかもね。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年9月22日の記事より転載させていただきました。