新型コロナワクチン4回目:アンケートで見る「医師の本音」

森田 洋之

Jorge Martinez/iStock

こんにちは、医師&医療経済ジャーナリストの森田です。

新型コロナもお盆をピークに落ち着いてきていて、一安心ですね。ただ、冬にはまた第8波が来るとか来ないとか…。ま、定期的に7回も来たんですから、来ると思っていたほうが良いでしょうね。

となると、「予防のためにワクチンを!」ということになります。政府も「ガンガン打とう!」「子供にも打とう!」と宣伝しておりますし。

ただ、一般市民の反応はパッとしないようです。

ヤフーのアンケート「オミクロン株対応のワクチン、あなたはどう思う?」ではこうなっております。

このアンケートでは、約2/3の国民が「打ちたいと思わない」と回答。もう国民の多くはオミクロン株以降のコロナに恐怖心を持っていないようです。

では、医療の専門家、医師の皆さんはどう思っているのでしょう?

直近のアンケートはなかったのですが、オミクロン株流行以降の今年の3月および6月に行われたアンケートがありましたのでご紹介します。

まず、3月にm3.comが会員医師に行ったアンケート

m3の記事は会員限定記事なのでここでそのまま記事を貼ることは出来ないのですが、概要をまとめるとこういう感じです。

  • 医師の約4割が4回目接種は「必要」と回答、「必要でない」は2割。
  • 医師の約6割が4回目のワクチンを「自身が接種する」と回答、「自身は接種しない」は約15%

4回目ワクチンは「必要」と答えた医師が4割しかいないのに6割の医師が自身には打つ、という回答・・・。

「立場上打たざるを得ない」という医師がかなり多くおられる印象ですね。

なかなか複雑なところなのでしょう。

次は6月のアンケート。

こちらはケアネットが会員医師1000人に実施したものです。

「ご自身の4回目接種についてどうお考えですか?」に対して、

  • 「接種したい」が66%(すぐに・時期を見ての合計)
  • 「接種したくない」が15%

という結果です。

どちらのアンケートでも、多くの医師が自身に4回目ワクチン接種をすると答えていますが、意外にも15%程度の医師が明確に「接種しない」と回答しています。

一般市民よりも接種への圧力が強い医師業界の中でも、一定数の「ワクチン慎重派」がいることが分かります。しかもこれは弱毒化したオミクロンBA.5株の流行前の数字。冒頭のヤフーのアンケートからも想像されるように、今は医師の中でも更に慎重派が増えているでしょう。

医療の専門家である医師の中でもこれだけの意見の相違があるわけですから、一般の方々が迷われるのも当然といえば当然ですね。

ちなみに、世界の国々ではコロナ騒ぎはもう過去のものとなっており、バイデン大統領は「コロナ終息宣言」を出しております。

バイデン氏、アメリカで新型ウイルスのパンデミックは「終わった」(BBC News) - Yahoo!ニュース
アメリカのジョー・バイデン大統領は18日放送の米CBS番組「60ミニッツ」のインタビューで、アメリカにおける新型コロナウイルスのパンデミックが「終わった」と宣言した。ただ、国内では新型ウイルスによる

ワクチンに関しても、先進諸国はもう全然打たなくなっていまして、ワクチン3回目接種率グラフにするとこんな感じになっております。

このグラフは2回接種した人のうち〇〇%という意味です。

現時点で日本の2回接種者は全人口の81%ですので、そのうちの9割ということは3回接種者は人口の約7割。

米国は2回目67%→うち4割=3回目27%

英国は2回目74%→うち6割=3回目44%

 

ワクチン製造国アメリカは日本の半分以下しか3回目を打っていないんですね。

でも日本政府はさらに打て打てと言っている…。

どうすれば良いのでしょう…?

名古屋市の河村市長も言っておられますが、本当に両論あるのだからしっかり公開で議論したら良いと思います。

https://twitter.com/wotakumame/status/1574217273094844416

もちろん、僕も呼ばれれば行きますので。よばれないかな?