国葬は本当に賛否両論だったのか:日本を分断しているのはだれ?

アゴラ編集部

安倍元首相の国葬がものものしい空気の中、執り行われました。国内外の約4200人が参列したとみられ、演説中に殺害された安倍元首相を悼みました。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

約2万3千人が献花に訪れたということです。

一方で、各地で数百人規模の反対運動があったということです。

国会前の反対運動は主催者発表で15,000人ということですが、国葬の献花をする行列で20,000人なら、現地で見るとどう見ても少ない印象です。

仮に15,000人だとしても・・・。

編集部も国会前の現地に行きましたが、高齢者というか後期高齢者の人が多かったです。立っていられない方々も。

人相風態や印象に関しては、編集部はノーコメントです。

報道写真や当事者のツイッターだと盛り上がっているように見えますが。

福島氏Twitterより

同じ場所でもカメラをちょっと引くと寂しいです。

こう撮ると、なんだかすごい人だかりに見えますが。

実際は歩道だけなので、かなり詰めて立っています。そして30メートルほど離れると・・・。ちょっと寂しいですね。

演説する人たちのスピーチは、国葬の話はほんの枕で、ご自身の生活のご苦労話を安倍元首相に無理やり結びつけていました。具体的な生活上の苦労話なので、聞いていてちょっと泣けてきました。

一方の国葬の献花の行列は、平日にもかかわらず現役世代も多く見られ、整然と待っていました。

報道では、「政府は国葬が終わった後も今後の国葬のあり方について、丁寧に説明する必要があります」のように結ばれています。

たしかに、岸田首相の説明力のなさ、費用の算出の不手際、交通規制などには文句も言いたいことはありますが、アベガーたちの主張を切り取って、あたかも世の中の半分の意見のように報道し続ける報道機関の姿勢に、疑問が残る1日となりました。