日本維新の会・結党10年の節目に
こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
9月28日で日本維新の会は結党10年の節目を迎えました。私はその中の3年と少ししか在籍しておりませんが、ここまで支えて下さった支援者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。
「第三極ほぼ消滅した」吉村洋文・日本維新の会共同代表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA289470Y2A920C2000000/
「第三極といわれる政党はほぼ消滅した。日本維新の会としてぶれずに自民党と対峙できる野党としてやっていくことが大切だ。ぶれずに自分達の理念を貫くことが大切だ」(2022年9月28日、大阪府庁で記者団に)
日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)はこれまで国政で第三極を目指した政党の多くが短命だったと指摘した。第三極と評された維新が国政政党として結党10年を迎えたのを受けて語った。
1993年に自民党を離党した議員らがつくった新党さきがけは2002年に解散し、09年結党のみんなの党は5年で解党した。吉村氏の発言からはこうした第三極の枠組みから抜け出せたとの自負が透ける。(後略)
※上記日経新聞記事より抜粋、強調筆者
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結党10年にあたり、吉村洋文共同代表が述べていた言葉が印象的でした。
第三極といわれる政党はほぼ消滅した、短命に終わった。まさにその政党の一つ(みんなの党)出身者としては、深く突き刺さるものがあります。
自民でも共産でもない第三の路線を貫く「第三極」型政党の多くは、「しがらみがない」「支持母体がない」ことを強みに持ちます。
しかしながら時に、しがらみというのは「楔」にもなりえるもので、色々と組織のゴタゴタがあっても「支持母体というしがらみがあるから、切っても切れない」というわけで丸く収まる、ということがままあります。
しがらみのない理念型・ベンチャー政党である第三極型政党は、内部で抗争が起きると行き着くところ(解散・破綻)まで行ってしまう。そして短命に終わる。
だからといって、組織を存続させ大きくなるために組織とのつながり・しがらみを作れば、第三極政党としてのレーゾンデートル(存在意義)を自ら手放すことになる…
既存政党のほぼすべてが支持母体を持つ中で、極めて不安定な存在になりがちなのがこれまでの「第三極」政党だったわけですね。
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そんな中で、大阪という支持基盤と明確な目標(大阪都構想)、求心力のあるリーダーに恵まれたこと等で10年という期間を走り抜けた維新は、手前味噌ながら日本憲政史に残る稀有な政党になりつつあります。
大事なのは、存続を求めるあまりに理念を手放さないこと。これからもずっと、特定の支持母体などの「しがらみ」をつくらないこと。
「維新は支持母体がない政党であることの認識が必要だ。」
吉村洋文共同代表のこの言葉に、すべてが込められている気がします。
選挙の前に右往左往し、くっつく相手や支持母体を求めた第三極政党は、ことごとく有権者の期待を失い消滅していきました。支持母体・基盤がない我々にとっても、明日は我が身。
次の10年間も支援者・有権者の期待を勝ち取り、野党第一党、政権政党へと飛躍ができるように。
結党当初の理念を継承し、ブレることなくまっすぐに進んでまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年9月29日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。