ザ・ペニンシュラ・パリのノエル&エピファニー&フラン(パリ16区)

ザ・ペニンシュラ・パリのノエル&エピファニー発表会。

このホテルは、2年くらい前にダヴィッド・ビゼがシェフになり、追って、アンヌ・コリュブルがシェフパティシエールになってから、美食パラスとしての魅力がぐ~んと上がってきてる。

去年の発表会も素晴らしかったけど、今年の発表会もまた、極上のホスピタリティに包まれて、素晴らしい作品が登場。

3種のちいさめビュッシュをアソートしたビュッシュドノエルは、一度にいろいろな味を楽しめ、引き出しがそのままプレートになって、盛りだくさんのノエルの食卓を邪魔せず、エレガントにおいしくビュッシュを楽しめる。

中はブリオッシュとフランジパン、外はクロワッサン生地と、ガレットの定番2種類の魅力を同化させたガレット・デ・ロワも素敵に美味ですごぶる秀逸。フェーヴは、ザ・ペンの門を守るライオンモチーフ。おぉ、No1!欲しいよー、これ。

ダヴィッドのフイタージュ系つまみはシャンパーニュの最高の相棒。

そして、全ての美味の中で際立って感動的なのが、ティータイムに出しているフラン。

アンヌは去年も絶品フランを披露してくれ、一同感動の嵐だったけど、今年も、カカオ、プラリネ、ヴァニラのフランで、私たちの味覚を激しく揺さぶってくれる。

これ、ほんっとすごいよね!と、仲よしライターたちと絶賛しながら、ぱくんぱくん。今日は、午後も夜もたくさん食べるのに、完食せずにはいられないおいしさ。

フォーシーズンスとブリストルで20年近くにわたって感動のお菓子を作ってくれていた懐かしいローラン・ジャナンはアンヌの師匠。ローラン、天国できっとアンヌを誇りに思っているよ。そして、ローランの技術やエスプリが、ちゃんと弟子に継がれているのに心から感動するし嬉しく思う。

今年はミシュラン2つ星も取り、名実共に、パリの美食パラスの仲間入りをしているザ・ペン・パリ。

美味と美、そして素敵なおもてなしに満ちた時間に感謝♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年9月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。