岸田総理、答弁が一夜にして翻る衝撃:そんな法的安定性で大丈夫?

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

昨日の深夜から、マスコミ筋から「関係省庁の動きが慌ただしい。総理答弁を修正する動きが出ている」という情報が漏れ伝わってきはじめ、まさかそんなことがあるのかと思っていましたが。

本日の参議院・予算委員会の冒頭で「民法の不法行為も入りうる」と昨日までの答弁を一転。政府の中で「整理をし直した」と法解釈を変えたことを認めました。

質問者の小西議員も「12年間国会議員をやっていて、こんなことは初めて」と漏らしていましたが、国会でもっとも重い総理答弁が覆るとは文字通り前代未聞です。

当然に法的安定性について批判や懸念が出ることになります。君子豹変を全否定しないまでも、こうした指摘はもっともであり、重く受け止める必要があります。

旧統一教会の問題に限れば、民事における不法行為が解散命令要件に含まれる方が望ましいとしても、それが一夜にして岸田総理の言うところの「法治国家として、ギリギリの法解釈」で覆るようなことは、それこそ法治国家としてどうなのか。

やはりいずれにしても今回の事案を「ギリギリの解釈」で乗り切ってよしとするのではなく、解釈や答弁がブレたことも真摯に鑑みながら、今後は真っ向から国会の議論・議決を経た立法・法改正で対応するべきだと確信を強めるばかりです。

立憲・維新の接近で国会の構図が変わる?旧統一教会の被害者救済法案をめぐる協議の裏側
https://www.fnn.jp/articles/-/432953

我が党が起案者の一角になっている被害者救済法案は、ついに与野党協議のテーブルに載る=具体的な立法につながる可能性が極めて高いところまでたどり着きました。

ここからにいかにスピードアップし、曖昧で優柔不断な政府与党をピリっとさせて新規立法・法改正を実現させるか。引き続き正念場です。

明日20日の予算委員会には維新から3名が登壇します。旧統一教会問題はメインではなく、私は経済対策・安全保障を中心に総理と議論を交わす予定です。

ぜひともご注目くださいませ。

動画でもコメントしました。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年10月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。