経団連はわかっていた
面白い経団連レポートを見つけました。
欧米の少子化対策は、(1)一人暮らしが多く、結婚・同棲に経済的メリットがある(2)女性は差別されず、仕事で自己実現を求める(3)恋愛が盛んである(4)子育ては成人まで――の4点を前提としている。そのため、子どもを育てながら働き続ける条件を整えればよく、収入が不安定な男性でも結婚できる。
一方、日本では親と同居の独身者が多く、特に地方で女性差別的な慣習が残る。また、恋愛感情は重視されず、将来にわたり親に子育ての責任がかかる。このため、欧米のような両立支援だけでは効果的な少子化対策にならない。
ひとことでいうと、
女性差別的な意識や恋愛より親への依存が原因
ということです。
で、実は内閣府の2020年4月政策統括官(経済社会システム担当)の少子化レポートにはこんな素晴らしいデータも
日本女性の結婚年齢上がったから少子化したは間違い
それより・・・
- 家事は妻の役目だから夫は手伝わない
- 妻は家の所有物だから夫婦選択性別姓など問題外
- 高齢者を大切にしろ。少子化対策より高齢者に厚い予算
- 婚外子など認めん!ちゃんと結婚しないで子どもなど作るな
- 身を粉にして長時間働け
- 女が大学行くから結婚年齢が遅くなった
という古い考え方、つまり右派や守旧派の存在が少子化の原因と明確に出ています。
明治時代最高の守旧派、右派のみなさん。統一教会と教えを同じくする価値観で日本は滅びていくんですよ。ちょっとは自分が一番の反日だって気づけ。
結婚年齢が日本より遅い先進各国は日本より出生率高いわ。
男女とも均等に働く国の方が子どもが多い。
日本とは比較にならない各国の子育て支援
よく、海外で少子化対策に成功した国はないとか言う人がいますが・・・。
フランスは移民が増えただけというやつはコレ見てからにして
どこの国も少子化対策を最優先にしています。
ワシントン大学の論文にも「各国とも少子化対策は国も最優先課題なのに日本だけがなにもしない」と書かれていました。
内閣府がここまでまとめてるのに出産費用10万円出せば子どもが増えるだろうとか、寝ぼけているとしか思えません。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年10月20日の記事より転載させていただきました。