22日未明、政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に踏み切りました。ドル円は151円90銭から146円台へと、急激に円高・ドル安となりました。介入は9月22日以来です。
【日経特報】政府・日銀が円買い介入、32年ぶりの151円台受けhttps://t.co/KYpnRUwrhX
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 21, 2022
さらに円高は進み、2時間程度で144円台前半をつけました。7円余りも円高ドル安が進みました。
円売りをしかけるリスクを直視したことで、当面は投機の動きが弱まる可能性もありそうです。そうはいっても、日米金利差という大きなテーマは期待できていません。限られた効果しか期待できないという見方が大勢です。
■
FRBが利上げペースを緩めるという報道との絡みで介入効果を高めた可能性があります。
介入があったようですね。FRBが利上げペースを緩めることを検討しているというWSJの記事に合わせて介入効果を高めた可能性があります。 https://t.co/e6uxDBYLzN
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) October 21, 2022
今後のなりゆきはともかく、強い意志表明にはなりました。
ドル円介入、「日本円の力を信じずにドルを買った裏切り者は死ね」という強い意志を感じる
— 唯心(元・冴えない男) (@yagetuyuisinn) October 21, 2022
一方で、マーケットに馬鹿にされてもう介入は全く効かなくなるとの指摘も。
152円近辺から一瞬に151.13銭まで下落。その後大きく行ったり来たり。この動きの激しさからすれば、これは明らかに介入だろう。MOFが必死なことがひしひしと伝わってくるが劣だと思う。ここでMOF が負ければ、今後、マーケットに馬鹿にされて(続)
— 藤巻健史 (@fujimaki_takesi) October 21, 2022
そもそも無駄な介入だったという指摘も。
The Japanese Government has once again carried out futile currency intervention.
— 猫組長 (@nekokumicho) October 21, 2022
埋蔵金派の人々は、介入の効果の是非などより、とにかく含み益が出ればいいと述べています。
介入なんて一時的効果だからやればいい。その度に含み益が実現益になるので、目指せ埋蔵金40兆円 https://t.co/MwZmQxo8EU
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) October 21, 2022
世界全体を見渡すと、状況はすさまじいことになっています。
しかしすさまじい状況だ。アメリカはインフレ抑制のために金利の引き上げをやめる気配がないし、来年には景気後退に陥るのがほぼ確実視されてて、おそらく欧州も同様の状況に陥る。日本だけはまだ景気後退を警戒して、そっちに動いてないけど円安に対処するには同様の政策とるかどうか迫られてるという
— 織部ゆたか (@iiduna_yutaka) October 21, 2022
一寸先はわかりません。
円安円安と騒いでるけど本格的なリセッションが意識されたらあっという間に円高転換するから心配要らないよ。
— 猫組長 (@nekokumicho) October 21, 2022
その後、147円台半ばまで戻しています。しばらくたてば、またじわりと円安が進行する可能性があります。