小室圭さんの司法試験合格は、これで、眞子さんの気持ちがポジティブになるなら喜ばしいことだ。さぞご心痛だったと思う。
ただし、これで夫妻の今後が安心なのではない。昨年の結婚のときに将来を訝しんでいた人まで、「これで安心」とか言っているが、あの結婚したときより、状況は遙かに悪化し心配は大きくなっているのである。
結婚の時は、小室氏は司法試験は合格間違いないといい、それならばということで、将来の見通しがついているわけではないが結婚を秋篠宮殿下も認められたのであった。
日本人が米国の司法試験を合格したら仕事があるというわけでない。有力弁護士事務所は、一流大学の卒業生でないと普通は採用してくれないので、フォーダム大のような中クラスの卒業では、就職も難しい。
日本に帰っても米国弁護士の資格があっても日本の司法試験受からなかったら米国の案件にしかかかかわれないので、将来に展望が開けるわけでない。
ところが、小室氏は受かって当たり前の司法試験を二度も落ちた。いってみれば、来春卒業見込みで学生結婚したが、追試にも失敗して留年してやっと卒業できたような状況だ。
だから、昨年の結婚時のどん底状態から、さらに二番底に沈んでいたのが、控えめにみても結婚時のどん底状態に戻っただけだし、さらにいえば一年間の浪人中に蓄えも失っているだろうし、三度目受けてようやく合格では法曹としての才能への評価も下がっている。
これからニューヨークの花形弁護士としてやっていけるとすれば、皇室のブランドを使ってということになるわけで、ヘンリー&メーガンと一緒だ。顧問弁護士にすれば、日本企業との交渉の際に、眞子様とワンセットで社交要員として役に立つくらいならまだしも許せるが、旧統一教会も含めて宗教関係とか外国政府関係者が必ず近寄ってくるであろうというのも心配だ。
ニューヨークは、潘基文前事務総長が旧統一教会の広告塔的位置にあるなど、旧統一教会ととくに深い関係にある国連の本部がある町であることを忘れないほうがいい。
ぜひとも、弁護士としての自分の実力の範囲内の慎ましやかな生活といかがわしい付き合いをしないように心がけてほしいし、そこをしっかりしておけば、たとえばいずれ来る、佳子さま、愛子さま、悠仁さまの結婚の時あたりに、ご親戚づきあいが許されるというチャンスはあると思う。
いま、小室夫妻がこれでもう大丈夫とか、舞い上がるような歓迎ムードをつくるのは、本人たちのためにならないことである。