自分が稼げる人は「お金に働いてもらう」ことを忘れがち

ビジネス書作家の樺沢紫苑さんにお誘いいただき、二子玉川にあるイタリアンレストランに出かけました。

丁度、樺沢さんの新しい書籍が出来上がったばかりのタイミングでした(写真)。

樺沢さん以外のメンバーは全員初対面の方でしたが、皆さんビジネス書作家として成功している方ばかり。私が知らない新しい分野のインプットを受けることができました。

私も自分が書いた資産運用に関する書籍をメンバーにプレゼントさせてもらいましたが、意外だったのは誰も投資をほとんどやっていないことです。

ビジネス書の世界は数年前とは大きく環境が変わりました。

ユーチューブなどのSNSでもビジネスコンテンツが増え、無料でお金に関する情報が収集できるようになりました。それにより書籍の購入をする人は減っています。

またテキストから動画にシフトが始まり、本を買って活字を読む人自体も減っているのです。

マーケットが縮小する中で、著者としての収益が永続するとは限りません。激しい環境変化に対応し、新しい収益源を探し続けなければなりません。ビジネス書作家として、次にどのような収益機会を確保するか、知恵の絞り所となっています。

その対策として、私は自分だけが稼ぐビジネスモデルから、お金と一緒に稼ぐビジネスモデルへの転換をするのが良いと考えています。

つまり「投資」です。

自分の稼ぎ力の高い人は、全て自分で稼いで解決しようとしがちです。しかし、お金にも稼いでもらうことで、収入の複線化が実現できれば、将来の経済的リスクを分散させることができます。

情報感度が極めて高いメンバーであっても、投資にほとんど縁がないことに驚くと共に、自分がこれからやるべきことを再確認することができた貴重な機会となりました。

TommL/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年10月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。