哲学、宗教そして歴史から何を学べるのか?

私の読書のジャンルは極めて偏っています。高校時代くらいまでは読書が好きで、太宰治や武者小路実篤のような文学作品を好んで読んでいました。

特に太宰治は黒い表紙の新潮文庫に収録されている作品は全て読んだ記憶があります。高校時代までは、とても内向的で少なくとも表面的には今とは真逆の性格の「黒歴史」があったのです。

大学に入ると、勉強をまったくしなくなって、文学作品とも無縁となりました。フィクションは全く読まなくなり、唯一ハマったのが「なんとなくクリスタル」で有名になった田中康夫さんです。特に「たまらなくアーベイン」という作品はバイブルのように読み込みました。

社会人になると、更に現実的になってビジネス書しか読まなくなりました。これは今でも変わっていません。

しかし、時が経って仕事や資産形成に自分なりの達成感が出てくるにつれ、資産運用や資本主義経済以外のことに興味と関心が高まってきています。

それは、人間はこれからどこに向かい、自分は何のために生きているのか?

と言う根源的な疑問です。

また、ナゼ人間だけが他の動物に比べて突出した進化を遂げたのか?

と言う今の人間社会が出来た原因に関する疑問です。

これらの疑問に対する解答は哲学と宗教、そして歴史にあるのではないか。これが、今の私の直感です。

といっても、哲学には全く興味がなく、キリスト教的な考えは持っていても無宗教であり、世界史も学生時代から苦手科目でした。

こんな無知な状態で果たして何から始めれば良いのか、まったく見当がつきません。

そこで、まずは定番とされている入門書籍を読み始めることにしました(写真)。

最近は、書籍ではなくユーチューブで勉強している人も多いようですが、私はどうも音声による知識の習得が苦手なようです。

まずは書籍を読んで、ある程度の知識を得たら、勉強会のようなグループにも参加してみようと思っています。

読者の皆さまのお勧めの書籍や学習法があれば、ぜひ教えてください。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年12月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。