何とも返答しにくい「年末はいつまで?」という挨拶

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クリスマスが終わり、日本はいよいよ年末に向けて雰囲気が一変します。サンタクロースのお祭り騒ぎから、年内に仕事ややるべきことをしっかり終わらせるラストスパートの慌ただしい1週間になります。

この時期よく聞かれるのが「年末はいつまで?」という質問です。

いつまで仕事をするのかスケジュールを聞いていると言うより、お休みが取れて良いですね!といった意味合いで聞いてくる、年末の挨拶のようなものです。

ただ、私の場合この質問をされると、何とも返答に困ってしまいます。

なぜなら、仕事納めという概念がなく、おそらく年末年始もダラダラと仕事をしているはずだからです。

そもそも、どこまでが仕事で、どこまでが遊びなのか、だんだんわからないライフスタイルになってきました。

例えば、ワイン好きの人たちとワイン会をしている中から、新しい人との出会いが始まったりします(写真)。

また、知り合いのお店に出かけたら、そこでビジネスチャンスが生まれたこともありました。最近では、食事会で銀行の担当者を紹介してもらうことになり、資金調達のパイプがまた1つ増えそうです。

資料を作ったり、原稿書いたりといった作業は明らかに仕事ですが、新しい人間関係や人的ネットワークは遊びの中から生まれる方が多いのです。

年末年始も普段と同じように会食をしたり、人と会ったりを続けます。その中からまた新しい仕事のきっかけが生まれるかもしれません。

また、大晦日も元旦も絶え間なく、このブログも更新する予定です。また、インナーサークル資産設計実践会のメンバーにも休みなく、毎朝の情報提供を継続します。

このブログを毎日書き続けているのは、楽しいからであって、仕事としての直接のメリットはありません。仕事なのか遊びなのか、よく解らないのです。

オンとオフが混ざり合っている私のような仕事のやり方の人が増えれば「年末はいつまで?」と聞くのは、野暮ない質問になっていくでしょう。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年12月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。