こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
元参議院議員の松井孝治先生が議員会館の「会議室」利用について問題提起されており、先日はcolabo弁護団が記者会見を議員会館で行った際にも「どの議員が場所を提供したんだ?!」と話題になっていましたので、今日はこの点について少し書きたいと思います。
衆参の議員たちの執務室が入っている建物・議員会館には、それぞれ大小様々な会議室が設置されており、議員名で予約をして使うことができます。私も東京維新の会の会議(所属議員との打ち合わせ)や議員連盟の会合でよく予約をしています。
この会議室、特に国会会期中はとてつもなく予約が取りづらい(予約スタートと同時に大きい会議室は瞬殺で埋まる)わけですが、問題は外部の団体や支援者との会議。
仮にこれが国会議員が参加していない「場所貸し」で、永田町にきた支援者や団体の方だけに使わせているとしたら…?確かに議員本人の姿がなく、外部の方が大勢、会議室前に集合している光景をよく見かけます。
千代田区の一等地で、大きさによっては1時間で数千円~数万円してもおかしくない会議スペースを「利益供与」していることになりかねないわけです。しかも、議員特権を使って、税金で運営されている建物の会議室を。
仮に国会議員や秘書がその会合に立ち会っていたとしても、事実上の「場所賀し」のようなことが横行しているとすれば、道義的な責任を免れることはできないと思います。
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特定団体の記者会見のために会議室を抑えて場所を提供するというのも、どこまで議員個人の政治活動として許容されるのかどうか。
松井孝治先生が現職のときは「集会、請願、要請、陳情等には使用できません」と利用規則に明記されていたとのことで、最新の利用規則を明日にでもすぐ確認してみる所存です。
また、規則が変わって外部団体との集会等への利用が解禁されていたとしても、自身や政党の政治活動の範囲を超えて「場所賀し」「利益供与」になりえる行いについては、厳に慎まなければならないのは言うまでもありません。
追って追記・続報を書かせていただきます。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年1月3日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。