ラ・ガンゲット・エレクトリック(パリ11区)

パリの人気ナイトクラブ「ヌーヴォー・カジノ」が、平日、「ラ・ガンゲット・エレクトリック」としてオープン。

平日なのでガラガラ。まだオープン数週間なので、開いていることも知られてないみたい。人多くて&踊るから暑くなるだろう、と張り切って薄着できたのに、寒いね(笑)。

ライヴが入る週末と違い、ラ・ガンゲット・エレクトリックは、DJと音楽。感じよいクラブ系音楽でアコースティックいいね。音量もちょうどいい。

同じ建物に入る人気カフェ「カフェ・シャルボン」のシェフ、ナタン・ペズレーによる、パリ・東京・ユカタンテイストのロールとグリルドチーズというストリートフードを提供してる。

「カフェ・シャルボン」では、日本やヴェトナムなどアジアのテイストを小気味よく使ったフレッシュ素材の料理を楽しめるけど、こちらも食材の質やおいしさがしっかり。

食パンはティエリ・マルクスのブーランジュリーを仕切ってるMOFジョエル・デフィヴのもの(近々、ナタン自らの自家製食パンになる予定)。さっくり焼いて、中に鶏かエビ、そして各都市のテイストをふんだんに使ったガルニチュールをたっぷり。私たちのお気に入りは、東京。

こちらもMOFを持つカトルオムの3種チーズ&トリュフクリームを使ったグリルドチーズ、絶品!食パンはカリッとフワッと、チーズは芳しくとろ~り。たまらない、これ。

ウルトラシンプルな料理、だからこそ食材力が物言うねぇ。

カクテルやオリジナルビール、そして最後はクラブ・マテにウォトカやラムを加えた、ベルリンのナイトクラブ風ドリンクで乾杯。

デセールは、パンペルデュ風にこんがり焼き上げたロールの中に、自家製ノワゼットプラリネ(セドリック・グロレのルセット!)や塩バターキャラメルを詰めたもの。禁断のおいしさだぁ・・。

ゲストが少ないので、踊る代わりにナタンとのおしゃべりを満喫。おいしい話題は尽きることがないねぇ。

クラブのストリートフード、と軽く考えていたら、思いがけないおいしさでご機嫌。

ようやく少し賑わい始めたのは日付が変わってから。今度は、週の後半、23時頃からこよう♪

あー、久々に「カフェ・シャルボン」のご飯も食べたいな。シャルボンでご飯食べて、ガンゲットに移って音楽楽しんで、最後にグリルドチーズとデセールロールを摘む、が理想的〜。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年12月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。