エドヴァルド・ムンク展@オルセー美術館(パリ7区)

朝活@オルセー美術館。

ようやく、”エドヴァルド・ムンク 人生、愛、死のポエム”展へ。

朝イチで張り切って入館。人がいないオルセー、いいね~。昔一度、取材で月曜日に入ったことがあり、感動的な静けさの中で印象派ルームを巡った。

ムンクって、フランスでそれほど人気があるのではないそうで、今回が初の回顧展とか。

期待していったけど、ん~、こんな感じか・・。初夏にウィーンのアルベルティーナでやっていたムンク展の方が、作品もキュレーションも好みだったな。”思春期”や”嫉妬”など、アルベルティーナにも来てた作品も。でも、企画、全然違うのよね。

いずれにしてもムンクは、死、嫉妬、悲嘆、不安、不穏、殺人、狂気、絶望など、暗いテーマが多くて、見ていて辛くなるものが多い。

特に目が怖い。

恒例、”一つもらえるなら”は、謹んで辞退(代わりに、この美術館で一番好きな、ボナールの伸び猫ちゃんか、ゴッホの星降夜を欲しいなぁ。そういえば、ムンク展、星降夜からインスピレーション受けたような作品があった)。

秋の”アート・バーゼル”でも大注目だったケヒンデ・ワイリーの大作がまだ展示されてるので、それを眺めてから、ナビルームに寄り道して、愛猫含めて、ボナールのかわいい猫ちゃんたちを愛でる。

出る頃には、館内も賑わい。

出ると、列、異常な長さ。横の横の道まで伸びてる。ほんと、美術館は朝イチに限る。

帰り道、お腹すいちゃったので、ユゴ&ヴィクトールでパンオショコラ買って、コジャンでケールやチアなど入った意識高い系ジュース買って、そばのプチ公園で遅めの朝ごはん。

 


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年12月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。