米国の核弾頭を搭載可能なICBMの発射施設がある西部モンタナ州上空で中国の偵察気球なるものが発見されました。全米が騒然としています。
【発表】米国務長官が中国訪問を延期、「偵察気球」飛来でhttps://t.co/CjSyhpGNgl
ブリンケン氏の訪問は両国間の緊張緩和が目的で、実現すれば米国務長官の訪中としては2018年10月以来となるはずだった。ブリンケン氏の訪中は、今後「条件が整えば」実施する予定としている。 pic.twitter.com/I8NtUQeShA
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 3, 2023
ブリンケン国務長官は今回飛んでいた気球が中国の偵察気球であると「確信」していると発言しました。それだけではなく、中国が米国の主権を脅かし、国際法を違反していると強く非難しています。
Sec. of State Antony Blinken: "We're confident this is a Chinese surveillance balloon…The presence of this surveillance balloon in U.S. air space is a clear violation of U.S. sovereignty and international law." https://t.co/ksvINQmqpD pic.twitter.com/ebBIY6eC65
— MSNBC (@MSNBC) February 3, 2023
バイデン政権が米国上空でスパイ活動を行う飛行物体を撃墜しなかったことに対し、共和党関係者は批判を強めています。
If the U.S. knows that this Chinese Spy Ballon is collecting information from our sensitive ICBM sites and transmitting it back to China, and we did not shoot it down, that would be the dumbest in a series of dumb decisions from @SecDef and Joe Biden that we have seen to date. pic.twitter.com/qN0tRunNwQ
— Rep. Matt Gaetz (@RepMattGaetz) February 3, 2023
民主党内からもバイデン政権に強い対応を求める声が上がっています。
中国は気象観察用の気球が誤って侵入したとしていますが、国内の反発を受けてブリンケン国務長官は予定していた訪中を中止することを発表しています。
【速報】中国政府「気球は中国のもの」と認める 気象などの研究に使用 遺憾の意を表明「不可抗力でアメリカに侵入」 https://t.co/EXMd1bRCo6
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) February 3, 2023
気球は今でも米国上空を移動しています。
Where Is The Chinese Spy Balloon? Reports Say It Moved Over St․ Louis Area https://t.co/gWQatU1eeI
— EIN Presswire: Missouri Newswire (@EINPresswireMO) February 4, 2023
米国の対中強硬路線に拍車がかかったとの指摘も。
そりゃブリンケン訪中は延期になるわな。マッカーシーの訪台も完全に確実になったかな。
— 高橋 杉雄/Sugio (@SugioNIDS) February 3, 2023
今回の事件で米中関係のさらなる悪化が不可避となりました。懸念されている台湾有事のタイムラインが早まらないか心配です。
米空軍高官「台湾有事は2025年」 内部メモで準備指示https://t.co/c1YWkjSn18
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 28, 2023