中国人が日本の土地を買うと何が問題なのか?

アゴラ編集部

立憲民主党の北神圭朗議員の国会質問が、ネトウヨのみなさんに共感を呼んでいます。

いつものみなさんも、これに呼応して反中国キャンペーンを張っています。

しかし何が問題なのか、よくわからない。北神さんは神社仏閣とか食糧自給率とか言っていますが、神社仏閣を外国人が所有しても実害はない。食糧は国内で生産するのだから、自給率に影響はありません。

土地の「所有権」よりも、法律を適用する国家主権のほうが上位にあるので、違法行為があれば所有権は剥奪できるのです。

もとは北海道から始まった話ですが、これは使い道のない土地を中国人に売った原野商法だといわれています。

中国人が無人島を買ったという話も、ネトウヨ界隈で盛り上がっています。

しかし政府は問題にしていません。

問題は土地の所有権ではなく、その軍事利用です。この無人島は持ち主が別荘を建てるらしいので、何も問題はありません。中国政府に対して警戒は必要ですが、中国人が日本の土地を買うのは「インバウンド」として歓迎すべきことです。