パソコンはいつか壊れるものと思っておいたほうが良い

先週、毎日使っていたパソコンが自宅で使用中にいきなりクラッシュして、電源が入らなくなりました。どうやら、そろそろ寿命のようです。

lechatnoir/iStock

困ったのは、その日にやらなければいけない原稿の作成や情報発信の作業です。

幸い、同じパソコンをもう1台使っていたので、そちらを使って作業を続けることにしました。

といっても、そちらのマシンではGメールもSNSも使っていません。また、情報を管理しているドロップボックスにもアクセスしたことが無いので、IDとパスワードを調べてログインする手続きから始めなければなりませんでした。

ブログを編集するワードプレスのログインやメールマガジン配信のサービスもログインが必要です。

不十分ながら何とか、現状やらなければならないことは終わらせることができました。

今回、学んだことは2つあります。

1つは、パソコンはいきなり壊れることを前提に2台使いにすべきということ。同じパソコンを2台購入することで、万が一の場合にもストレスを最小限にすることができます。望ましいのはもう1台のマシンもサブとして同じように使用できる環境を維持しておくことです。

そして、もう1つは様々なサービスやアプリケーションのIDとパスワードをしっかり管理しておくことです。

最近は一度ログインするとパソコン上にパスワードを記憶させて、次回から自動的にログインできる仕様が当たり前になっています。

確かに便利ではありますが、IDとパスワードを控えておかないと、別のマシンになると手入力しなければならなくなります。

実は、ブログを書くときに使っているワードプレスのログイン方法がわからなくなって、以前ブログの仕様変更をサポートしてもらった方に助けてもらいました。

今回不幸中の幸いだったのは、クラッシュしたのが出先ではなく自宅だったことです。実は今週、海外に出かけるのですが、もし海外旅行先で同じことが起こっていたら、バックアップのパソコンもなく、業務に大きな支障をきたしていたと思います。

トラブルは無いに越したことはありませんが、パソコンのクラッシュからリスク管理に関して、また大きな気づきを得ることができました。

やはり、ピンチはチャンス。アンラッキーとネガティブに捉えるのか、それとも将来への学びが得られた貴重な機会と捉えるのか。解釈は自分次第です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年2月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。