「おじさん構文」「おばさん構文」から見える日本社会のいま

ネットやSNSでは「おじさん構文」が揶揄されて久しいですが、「おばさん構文」も日本テレビのシューイチという地上波で特集されたことにより注目が集まっています。

この言葉は、年配の女性が若い頃に流行していたガラケーの絵文字を多用し、長文で句読点が多いという共通点があることから付けられたもので、

  • 赤いハートやキラキラ、手書き風の文字、上げ下げなどの絵文字を使う。
  • 絵文字を複数連ねて使う。
  • 「−」ではなく「~」を使う。
  • 文頭に「あらら」「あらっ」「あら~」などを使う。
  • 語尾に「〇〇よん」「〇〇だわ」「〇〇だヨ」「○○かしら?」「!!」「!?」などを多用する。

という特徴があるそうです。

pixelliebe/iStock

おばさん構文が取り上げられたことに違和感を感じる向きも多いようです。

https://twitter.com/SYfdWM6XRb6Fw0e/status/1634711364240547840

おばさん構文には特徴があるようですが、自身が当てはまっていると衝撃を受ける人が多数現れました。

若者に寄せていくスタイルが既に「痛い」んだよなぁと少し「痛くなる」指摘も。

そもそもこの番組のシチュエーションで部下に気を遣うほうがおかしいという指摘も多く見られます。

番組での構文の審査基準がおかしいという向きも。

https://twitter.com/J74A_riri/status/1634710154284507137

一方、おじさん構文はネット上に例文がたくさん存在しています。(おばさん構文botはまだ開発されていないようです)

ただし、おじさんがおばさん構文を使ったら、それなりに効果があるのではという指摘もあります。

おじさんにせよ、おばさんにせよ、若者にせよ、過干渉はいけないだけではという意見もあります。

子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの。人は分かり合えないことを前提に分かり合おうとする努力をしたほうがいいのかもしれません。