ネットやSNSでは「おじさん構文」が揶揄されて久しいですが、「おばさん構文」も日本テレビのシューイチという地上波で特集されたことにより注目が集まっています。
この言葉は、年配の女性が若い頃に流行していたガラケーの絵文字を多用し、長文で句読点が多いという共通点があることから付けられたもので、
- 赤いハートやキラキラ、手書き風の文字、上げ下げなどの絵文字を使う。
- 絵文字を複数連ねて使う。
- 「−」ではなく「~」を使う。
- 文頭に「あらら」「あらっ」「あら~」などを使う。
- 語尾に「〇〇よん」「〇〇だわ」「〇〇だヨ」「○○かしら?」「!!」「!?」などを多用する。
という特徴があるそうです。
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おばさん構文が取り上げられたことに違和感を感じる向きも多いようです。
おばさん構文には特徴があるようですが、自身が当てはまっていると衝撃を受ける人が多数現れました。
おばさん構文で検索したら最初の一文で結構な打撃をくらった…若い時にガラケーが流行っていたら年配だと?
ナウでヤングな構文、逆に教えて pic.twitter.com/NSF1jRAIGr
— さくらもち (@w79PgY) March 9, 2023
若者に寄せていくスタイルが既に「痛い」んだよなぁと少し「痛くなる」指摘も。
テレビで脱おじさん構文・おばさん構文で若者ウケみたいなコーナーやってるけど、そうやって若者に寄せていくスタイルが既に「痛い」んだよなぁ……
— u@ラブコメ勉強中 (@u68854731) March 12, 2023
そもそもこの番組のシチュエーションで部下に気を遣うほうがおかしいという指摘も多く見られます。
シューイチのオバサン構文特集で、遅刻した部下のLINEにどう返信するのがZ世代ウケがいいのかってのやってて、この返しは冷たい感じがするからZ世代としてはマイナスとなってたが、なぜ上司と部下の関係でお前の気持ちにこっちが寄せなきゃなんないんだ友達じゃねーんだぞどうでもいいからさっさと来い
— こふ (@rabbikof) March 12, 2023
番組での構文の審査基準がおかしいという向きも。
一方、おじさん構文はネット上に例文がたくさん存在しています。(おばさん構文botはまだ開発されていないようです)
オジサンは眠くなってきて、今お布団ダヨ〜❗☺️○○チャンが添い寝してくれたらいいのにナ❗σ(^_^;)
— オジサン構文bot (@ojisan_koubun) March 5, 2023
ただし、おじさんがおばさん構文を使ったら、それなりに効果があるのではという指摘もあります。
上地雄輔のリプライ欄に学ぶ「おばさん構文」がアツイ pic.twitter.com/7PVKG7rqLR
— 部屋干しに失敗したオタクを許すな (@sxexnxaxs) March 8, 2020
おじさんにせよ、おばさんにせよ、若者にせよ、過干渉はいけないだけではという意見もあります。
おばさん構文は性欲じゃないからセーフみたいなお話を以前見かけたのだけど、多くの場合、おぢにせよおばにせよ「過干渉・支配欲」だと思うので、あれはやっぱり加害性が含まれてると思いますよ。
— 藤谷千明 (@fjtn_c) August 9, 2022
子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの。人は分かり合えないことを前提に分かり合おうとする努力をしたほうがいいのかもしれません。