公立学校の教員に残業代が支給されないのは「労働基準法違反」だとして、埼玉県の公立小学校の男性教員が、県に未払い賃金約240万円の支払いを求めていました。最高裁は先生側の上告を棄却しました。
公立学校教員への残業代認めず 最高裁が上告棄却 教員側の敗訴確定 https://t.co/SwTbh3nwM8
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) March 10, 2023
給特法は、校外学習や職員会議、生徒・児童指導、非常変災など4業務に限って、学校長が時間外勤務を命じられると規定されています。月給の4%を「教職調整額」として一律支給する代わりに、残業代の支払いはされていません。
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ほとんどの時間外労働は自発的なものなので労働時間ではないという画期的な判断がなされました。
「日常的に長時間の時間外労働をしなければ事務処理ができないような状態ではなかった」
働き方のお墨付きを最高裁からもらいましたね。これで学校が回らなくても知らん。#教師のバトン
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— はっとっと@教員も労働者 (@hattotto5963) March 10, 2023
金持ちほどいい教育を受けられるようになるという指摘も。
「公立学校教員の残業代は0円」が最高裁で確定。
頑張るだけ、金銭的に損をするので、手を抜く教員ほど儲かる職業になります。公立の学校教員を目指すまともな人は減ります。
やる気もあって優秀な教員は私立に行く。
金持ちほどいい教育を受けられるようになると。。。https://t.co/UJKfeym06C— ひろゆき (@hirox246) March 10, 2023
なんで労基法で争ったの?という法廷戦術に疑義を呈する声も。
これ教員側の不手際だよ
なんで公立教師が労基法違反で訴えてるの?
公立の教員の賃金は、教職員給与特別措置法で定められてるから、労基法は関係ない
関係ない労基法違反で訴えたら、そりゃ教員側の敗訴確定するに決まってるじゃん
給特法違反で訴えてたら勝てた可能性あるよ https://t.co/I6TOJbuwlw— ごんぞう (@Gonzo_Gonzou) March 10, 2023
深刻な教員不足は加速するという見方も。ただし、少子化も加速します。
一方で、教員の資質に疑義を呈する声もあります。
氷河期世代は先生になるの大変でしたから、隔世の感があります。
氷河期世代は先生になるの大変だったよ。友達は浪人してたしね。氷河期世代の採用を控えなければもっと全体的に能力高かったはずだよ。教員不足も防げた。いざ氷河期世代の子どもが入学する段になったら、質が下がってて、子どもがハラスメントの被害を受けるという。なんだかなあ。
— koolander (@nkmtpnk) February 25, 2023
教員の採用難は続いていますが、熊本県では教育長自ら街頭で教員確保を呼びかけています。
申し訳ないが、こういう活動をすればするほど、「そんなしんどい業界なら、やっぱ教師なるのやめよう」という学生が増えるからやめた方が良い。
"新年度に向けて高知県内の小中学校に配置する教員が大幅に不足しているとして、12日、教育長がみずから街頭に立ち、教員確保への協力を呼びかけました。" pic.twitter.com/NZRmFRO9iN
— 信田雄一郎@豊田市フリースクール (@nobuta314) March 12, 2023
上から下までみんながおかしいと思ってはいますが、変えられないのが硬直した公教育の現実なのかもしれません。