小説「アンドクター」の作家兼産婦人科医の藤ノ木先生にお話を聞いてみた

私事ですが・・・・昨晩、Twitterを永久凍結されました。

そもそもこのツイートは高市さんが更迭されるかもというツイートにリプしたものですが、
Weblio国語辞典によりますと「刺し違える」とは

1 互いに刃物で刺し合う。「―・えて死ぬ」
2 自分を犠牲にして相手に損害を与える。「社長と―・える覚悟で臨む」

という2つの使い方があり、どうみてもわたしのツイートは2です。これが防止的なら「刺身が好き」というツイートも同様に永久凍結です。アンチが狂ったように通報していてそれに引っかかったのかもしれませんが、Twitterのaiが馬鹿すぎて草が生えそう。

運営にクレームを入れておりますが(前回は謝罪が来て解除されました)、しばらくの間
わたしの代わりにツイートして頂けると幸いです。
ご協力、お願いいたします。

医療の闇も光明も見える小説見つけました

さて、先日私は

アンドクター」という本を読みました。
コロナで我々は医者にも3種類いることがわかりました。

1)金儲けと名声だけを考えている医者
2)コロナだけ防げれば他はどうなってもいい医者
3)国民全員にとっての健康の最大公約数を追及する医者

1はもう誰かとは言いませんが、自分の名前が売れて本が売れて研究費がどっとはいるために煽り続けて注意を引こうとする。日本経済がどうなろうが、若者の自殺が爆発しようが知ったこっちゃないという皆さんです。経営する病院でいかに補助金で儲けるかだけを考えた人たちもたくさんいましたね。

2は実際には真面目な人なんでしょうが、専門の感染症のことしか目に無い。医者というのはいかに国民の健康的な生活を向上させるかという仕事のはずなんですが、目の前の感染対策しか考えない。それで高齢者のQOLがどんなに低下しようが子どもの自殺が爆発しようがおかまいなし。
医師法第一条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

3はバランスの取れたお医者さんたちで、変異株の状況に応じて柔軟に対応を変えるべきといい、感染症対策の元で若者の自殺を爆発させたり出生率を激低下させることを懸念される方々です。

この「アンドクター」を書かれているのは3の藤の木優先生です。小説書かれている医師の中には相当なレベルのコロナ煽り専門の方もいますが先生は違います。

そんな先生なので、Twitterでもフォローしていましたが1月に新刊を出されたので読んでみました。

おもろい!!

現在の医療の問題点が、患者の目からも医師の面からも出てきます。ネタバレしても仕方ないので詳しくは書きませんが文体は優しく、高校生でも十分読めます。わたし、個人的に有川浩さんの作品(3匹のおっさん、フリーター家を買う、明日の子供たち、空飛ぶ広報室あたり)が好きでだいたい読んでいるのですが、感じとしては似たジャンルだと思います。有川浩さんの小説で自衛隊の家族の日常を知りましたが、アンドクターでは研修医の日常を知った的な・・・。

中高生のお子さんがいらっしゃれば一緒に読んでもいいし、もちろん大人でも楽しめますが、数カ所うるうるするシーンがあるので要注意です。ww

Pixelci/iStock

実際にインタビューしてみた

先生は千葉県内でクリニックを経営されている。興味があったのでZOOMでインタビューしてみました。ぜひご覧下さい。

人当たり優しく、こういう小説を書かれたり、はたまたコロナ禍で閉塞感が募る子供たちに心を痛めたりされているのだと思うが、対談の中でわたしも先生にお願いしているのだが

ラノベ小説を書いて欲しい!!

ということだ。一般的な小説がほとんど売れなくなっている昨今であるが、ラノベは数百万部など普通であり、広く青少年に読まれている。異世界転生ものや恋愛ものが多いのだが、そういうのばかりでなく藤ノ木先生テイストのものも反響が大きいのではないか。で、大ヒットしてアニメまで行けば最高です。出版社の方、よろしくお願いします。

最後に
わたしの代わりにツイートしてシェア頂けると幸いです


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年3月21日の記事より転載させていただきました。