先月に異例の3期目を迎えた中国の習近平国家主席ですが、台湾侵攻に向けた準備を着々と進めています。
中国、台湾にらみ「戦争準備強化」 軍拡止まらずhttps://t.co/u9sr5nYa0a
台湾侵攻を念頭に置いた軍の「重大任務」の準備強化や、核戦力を含むとみられる「国家戦略体系」の能力向上を目標に掲げるなど軍拡路線の継続を示した。一方、李克強首相はこうした各国の警戒感を招く部分を読み飛ばした。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 5, 2023
中国が発表した2023年度国防予算案は前年比で増加しています。
中国、23年の国防予算は7.2%増、伸びが加速 日本の4.5倍に #朝日新聞デジタル https://t.co/vNZHCNMeS8
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) March 5, 2023
また、中国は通常戦力だけではなく、核戦力も急速に拡大させています。今のペースでいくと2035年までに1500発の核弾頭を保有する可能性があります。1500発というのは現在の推定数字の3倍以上です。
アメリカ国防総省は、中国が核戦力の増強を加速させていて、2035年までにおよそ1500発の核弾頭を保有する可能性があるなどとした報告書を公表し、警戒感を示しました。https://t.co/obPH2gf2VI#nhk_video pic.twitter.com/IVVZTj6piz
— NHKニュース (@nhk_news) November 30, 2022
中国が近い将来に台湾を侵攻する兆候も見られるようになっています。
元トランプ政権高官が共同で書いた論考によると、台湾に面した福建省で「戦時救急病院」の建設が進んでいると中国国営メディアが報道していたそうです。
At the same time, cities in Fujian Province, across the strait from Taiwan, have begun building or upgrading air-raid shelters and at least one “wartime emergency hospital,” according to Chinese state media.https://t.co/Tyg1pLkbv9
— 閩越獨立運動 (@Hokkienese1) March 30, 2023
同時に、中国国営メディアによると、台湾から海峡を隔てた福建省の各都市では、防空壕や少なくとも1つの「戦時救急病院」の建設や整備が始まっているそうです。
ロシアのウクライナ侵攻前も負傷者が出た際の準備が確認されていました。
ロシア、輸血用血液をウクライナ国境付近に移動 戦闘準備か=米当局者:Reuters https://t.co/kJLqeaXOxU
— JSF (@rockfish31) January 28, 2022
中国では予備役の総動員を可能にする法律も施行されています。
習政権「戦争動員準備」へ着々 https://t.co/MiE53ORte8
昨年12月30日、習近平国家主席による「主席令」により、「中華人民共和国予備役人員法」が公布された。その法律は、来月1日をもって施行される。戦争発動に備えて「予備軍部隊」を総動員するための法整備であると理解されよう。
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 16, 2023
これまでも幾度となく言及してきましたが、先月の全人代でも習近平氏は明確に台湾併合に向けての意志表示をしています。
中国全人代閉幕 習主席台湾統一に強い決意 https://t.co/MBoWTfNhRJ #テレ東BIZ
— テレ東BIZ (@txbiz_ondemand) March 13, 2023
中国が戦争体制を整ているのにもかかわらず、西側は焦っているように見えません。
現時点での東アジアにおける軍事バランスは圧倒的に中国が優勢です。
プーチンが仮に戦術核を使ってもNATOは圧倒的な通常戦力でロシアに懲罰を与えることができる。一方、アジアでは通常戦力面で中国が日米を圧倒している現実があり、むしろ米側が核戦力に依存せざるを得なくなっている。しかし、米国はアジアに戦術核を配備していない(低出力のSLBMはあるが)。
— Tetsuo Kotani/小谷哲男 (@tetsuo_kotani) October 22, 2022
声明を出すだけでは、本気になった中国は止められません。
「G7の懸念、中国に直接表明」 外相共同声明に明記https://t.co/i5xjtYT6cU
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 18, 2023
台湾の民主主義は風前の灯なのでしょうか?