ロシアは対独戦勝記念日にあわせて毎年のように軍事パレードを行ってきましたが、今年はロシア各地で中止が相次いでいます。
ロシア「対独戦勝記念日」の行事中止広がる…ウクライナ国境付近で攻撃誘発を避ける狙いか https://t.co/2EeysfFSfO#国際
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) May 4, 2023
中止の大義名分は無人機攻撃による「安全上の理由」とされていますが、劣勢を強いられるプーチンのメンツを守るためという意見も存在します。
3日のクレムリンへのドローン攻撃もロシア側の自演だろうとの見方に私も同意します。プーチン氏が9日の対独戦勝記念日に大衆の面前に出ない理由付けに仕掛けたのでは?
ロシア「戦勝記念日」恒例のパレード“不滅の連隊”を全土で中止へ “安全上の理由”から 2023.4.19 TBShttps://t.co/uwB35yM9Xd
— 吉田康一郎 (@yoshidakoichiro) May 4, 2023
実際、バフムトの激戦だけでもロシアは大量の死傷者を出していることが報告されています。この分析が事実であれば、軍事パレードの縮小は戦争に対する世論の関心を背けるという狙いがあるとも考えられます。
ロシア側の被害がどの程度かは推測するしかないだろうが、こうした犠牲がプーチン大統領の計算を変えるということになっていない点が恐ろしい。 / ロシア側死傷者「10万人」 米推計、激戦地で年末以降 (共同通信) #NewsPicks https://t.co/KuueUAsu9U
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) May 2, 2023
そもそも軍事パレードで披露する戦車がウクライナとの戦争の影響によって不足しているとの指摘も。
先日のクレムリンへの無人機攻撃の背後にはアメリカが居たともロシア政府高官は主張しています。このようなロシア側からの挑発的な言動はロシアが追い込まれていることを示すのでしょうか?
近いうちにウクライナによる反攻作戦が実施されるという指摘もあります。もし、決行された場合、追い込まれているロシアを窮地に陥れることになるのでしょうか?
様々な情報を総合すると、おそらく今月か来月中にウクライナの地面が固まったら、どこかの戦線で反攻作戦が始まると思います。
攻勢によってロシア軍の戦線を突破し、くさびを打ち込んでロシア軍を分断、戦線を支える重要な補給拠点になっている都市を奪還する作戦になるでしょう。— MASA(航空宇宙・軍事) (@masa_0083) May 5, 2023
しかし、ウクライナの反攻作戦が成功することは確実視されていないとの専門家の指摘も。
邦訳『プーチンの戦争』でも話題のロシア専門家マーク・ガレオッティが「ウクライナ反攻が確実視されているが、それは政治的に追い詰められて他に選択肢がないから」というやや悲観的な議論を展開して話題に。ロシアがリクルートに難を抱えていると認めつつもこの議論とは。https://t.co/iY0yM2Cs2B
— Okuyama, Masashi ┃奥山真司 (@masatheman) May 5, 2023
ウクライナ戦争はこのまま膠着するのか?それとも、ロシアかウクライナかのいずれかが勝利を引き寄せるのでしょうか?