結婚や出産などで受け取ったお祝い品に対し、お礼を返す「内祝い」が、ヤフーニュースのトップに掲載されるなど、ネットで話題となっている。内祝いの値段、贈るべき時期、品物を選ぶ手間など考えることも多く、内祝いについて「ない方がいいと思う」と回答した人は約62%にも及んだという。
内祝い「無い方がいい」6割超…現代人の本音 贈らないと失礼?識者は「気持ちで十分」
同記事のなかには、俳優・赤井英和さんの妻・佳子さんのツイッターでのコメントが掲載されていて、そこには「子供が産まれた時のお祝いのお返しの内祝をなしにしてほしい。ほとんどの場合、赤ちゃん産んだばっかのお母さんが、色々準備してお返しする。お祝いした方はお返しいらないし、全部ママに使ってもらいたいし、ママや赤ちゃんが元気ならそれでこっちも幸せだからね」とある。
同記事にはコメントが多く寄せられているが、特に出産の「内祝い」に関する内容が散見される。「内祝いは1年以内に渡すルールにして欲しい。新生児期なんだよ?本当に準備するのキツかった」との文章も見られた。この文章の書き手はおそらく女性だろう。
確かに、出産直後の女性が、様々、準備するのは大変だ。しかし、ここで疑問に思うのは、なぜ「ほとんどの場合、赤ちゃん産んだばっかのお母さんが、色々準備するのか?」ということである。夫は平日は、会社勤めだから店に選びに行く(もしくはネットで注文)のは難しいにしても、週末ならば内祝いを選ぶ余裕はあるはず。妻と相談しつつ、夫が内祝いを準備しても良いのではないか?
内祝いを準備するのが、出産直後の女性の役割のようになっているのも「内祝い無い方が良い」と多くの人が回答する1つの要因になっているようにも感じる。あと、経済的に余裕がない家庭は無理して商品を返す必要はないだろう。商品を送れないならば、それこそ、記事にもあったように、感謝の手紙でも良いと思う。
私は、今でも仲良くしている高校の複数の同級生の間では「第一子出産の時はお祝いを贈る(第二子以降は贈らない)。内祝いはなし」という風にかなり昔に、話し合って決めていたように思う。「一律にこれだ」と決めつけるのではなく、個人や各家庭にあった内祝いの仕方というものがあって良いだろう。