西側諸国との連帯を示し、さらなる援助を引き出すために、ウクライナのゼレンスキー大統領がG7サミットが開催されている広島を訪問しました。
【速報】ウクライナ ゼレンスキー大統領が来日 広島空港に到着
G7広島サミット きょうの動きを動画でお伝えしていますhttps://t.co/Dj30L2qGv3#nhk_video pic.twitter.com/1Od8vaW9X1
— NHKニュース (@nhk_news) May 20, 2023
ネット上ではゼレンスキーの広島訪問を実現させた岸田首相を評価する人が多いですが、この人は相変わらず不満のようです。
そんな誰でも言えるようなことではなくて、お前とか佐藤優が露との間に築いた「特別なコネ」がこれまで一切生かされていないのは何故か?実は単なるパシりだったんじゃないか>ゼレンスキーだけ呼んでどうする https://t.co/21YGcJjc0F
— 露探【円谷猪四郎】 (@karategin) May 20, 2023
ウクライナがロシアからの核の脅威に直面する中での被爆地広島へのゼレンスキーの訪問は意義のあることです。
核の脅威受ける日本とウクライナ 広島で反対訴えhttps://t.co/o2t2fnUekj
広島にはG7にも中露にも属さない中間国を多く招いており、首相は招待国の首脳がゼレンスキー氏と対面する場も設け、秩序作りを主導する考えだ。#G7 #G7広島サミット
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 20, 2023
ゼレンスキーは西側からの追加支援を求める一方で、ウクライナ戦争で中立を保っているインド首相とも対談しています。ウクライナはロシアとの徹底抗戦を続けながら平和への道も模索しています。
インドのモディ首相とウクライナのゼレンスキー大統領の握手。これは広島のG7においてしか実現しなかったであろう快挙。素晴らしい。戦争の終結と平和の回復につながる握手となることを期待。 https://t.co/WEgATwz35d
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) May 20, 2023
G7各国は声明でウクライナに「必要とされる限り」軍事的支援を含めたあらゆる援助を継続する決意を新たにしました。
ウクライナに関するG7首脳声明。A4で6枚、11項目。前文と、結語をぜひ。
結語=我々は「平和の象徴」である広島から、G7メンバーが我々の全ての政策手段を動員し、可能な限り早くウクライナに包括的、公正かつ永続的な平和をもたらすために、ウクライナと共にあらゆる努力を行うことをここに誓う。 pic.twitter.com/PiBATPs44H
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) May 19, 2023
ウクライナを「必要とする限り」支援するのであれば、G7はゼレンスキーが望んでいるクリミア半島の奪取までも支援するということでしょうか?
(1/2) President #Zelensky created a council for the liberation of #Crimea
In particular, it included: Minister of Reintegration of the Temporarily Occupied Territories of Ukraine Iryna #Vereshchuk, Minister of Foreign Affairs of Ukraine Dmytro #Kuleba, pic.twitter.com/O6DlPWHqKG
— KyivPost (@KyivPost) May 19, 2023
ゼレンスキー大統領、クリミア解放のための協議会を創設
広島到着前にゼレンスキーはアラブ諸国に対し、ロシアによるクリミア併合を黙認したと批判しました。2014年にはG7各国も同様の態度を取ったはずでは?
⚡️Among you there are those who turn a blind eye to the annexation of Crimea — Zelensky at the summit of the Arab League
Well Volodymyr, you turned a blind eye to the annexation of Palestine. pic.twitter.com/kHZ3tJfRWV
— War Monitor (@WarMonitors) May 19, 2023
あなた方の中には、クリミア併合に目をつぶる人たちがいる-アラブ連盟首脳会議でのゼレンスキー氏
G7サミットの裏側で、米国はウクライナ支援のレベルを一段と上げています。米国はつい最近まで出し渋っていた戦闘機をウクライナへ供与することを容認しています。
バイデン氏、F16供与を容認 ウクライナ軍に訓練https://t.co/bc8sWrXJkd
F16の性能はウクライナ軍が運用するミグ29など旧ソ連製戦闘機を大幅に上回る。
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 19, 2023
戦闘機供与については望月記者の名解説も。
望月衣塑子は、防衛のことをあまりよく知らない模様。日本は「F16戦闘機」など保有していない。
新聞記者の仮面を被った活動家の限界か。それに、敗戦国ドイツですらウクライナに戦車を供与している現状も理解すべき。世界は、日本が平和に積極的に関与することを望んでいる。 https://t.co/kRtIFsEPk4
— 竹田恒泰 (@takenoma) May 19, 2023
最初は戦闘機だけではなく、戦車の供与にも抵抗していた西側諸国ですが、今では全てウクライナに供与しています。
このまま事態がエスカレートすればウクライナ戦争停戦を主張しているトランプ前大統領の再選に追い風が吹くのでしょうか?
Former U.S. President Trump:
First come the tanks, then come the nukes. Get this crazy war ended, now. So easy to do! pic.twitter.com/JLOg166tKF
— Clash Report (@clashreport) January 26, 2023
トランプ前米国大統領:
まず戦車が来て、それから核兵器が来る。この狂った戦争を終わらせるんだ、今すぐに。とても簡単なことだ!
G7各国がウクライナの徹底抗戦を支持することは、ウクライナがロシアとの外交交渉のテーブルで交渉を有利に進めていくためには必要です。しかし、ロシアを追い詰めることはロシアによる核兵器使用のリスクを高めます。
G7は難しいジレンマに直面しています。