晴海フラッグ転居で感じる「3つの不安」

2019年にまとめて2戸購入した晴海フラッグですが、いよいよ来年1月に完成引き渡しが決まりました。話題の物件なので、どちらかの住戸に引っ越して住んでみようかと思っています(写真は東京オリンピックの選手村だったころの写真)。

引き渡しが近づいてきて、販売担当の野村不動産からたくさんの書類が送られてきました。手続きを淡々と進めていく傍らで、ここに来て不安なことがいくつかあります。

まず、資金繰りです。決済に必要な残金や登記費用、修繕積立金などの初期支払い費用を合わせると、必要金額は合わせて2億円以上になります。さすがに全額キャッシュで払うのは避けたいと思い、とある地方銀行から融資を受けようと交渉を続けています。

もし融資がおりなければ、どちらか1戸は保有を諦めようと思っています。融資の方向性が決まるまで、しばらくはモヤモヤした状態が続きます。

2つ目の不安が、以前からずっと気になっている駐車場です。晴海フラッグには全戸分の駐車場がなく抽選です。しかも車のサイズにも制限があるようです。

抽選で当たったとしても、ほとんどが機械式駐車場で、平置きはほとんどありません。利便性はどうなのかとても心配です。

そして3つ目の不安が周辺のインフラです。商業施設がエリアの中心部にオープンするようですが、どのようなテナントがいるのかはまだ発表されていません。

また、新しい商業施設が出来たとしても、新興住宅地ですから、昔ながらの老舗飲食店などはありません。今住んでいる赤坂界隈のような昔ながらのお店は、もうなかなか行くことができなくなります。仕事は自宅でほとんどやっていますから、お昼の晴海フラッグで行きたいお店が無く、昼食難民になってしまうかもしれません。

利便性の高い港区を離れ、「港区おじさん」から「中央区おじさん」に「都落ち」です。

海に面した眺めの良い広々とした新居にはなりますが、新しいライフスタイルに馴染めるのかどうかはわかりません。

もしかしたら1年も立たず、別の場所に引っ越してしまうかもしれません。予想できない先のことをあまり考えても意味がないので、とりあえずは、引っ越しの準備を始めます。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年5月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。