銘柄選択や短期売買で「消耗する」のはもうやめよう

Ivan Nadaski/iStock

6月17日(土)、東京有楽町の東京国際フォーラムで第17回世界の資産運用フェアが開催されます。

会場参加のチケットは、ほぼ完売(残席はA席の2席のみ)となっていますが、オンライン(無料)での参加はこちらから引き続き受け付けています。

資産運用はこれからの日本人にとって必須と言えます。

なぜなら、株高、不動産高、円安といったマーケットの変化の中でインフレが進んでいるからです。

株式や不動産、外貨資産などに投資をしている個人投資家が資産を増やす一方、投資をしていない預貯金者の資産はインフレによって実質的に減少しています。

投資をしている人としていない人の経済格差は、既に大きくなっていますが、これから更に広がると予想します。

かと言って、慌てて資産運用を始めて失敗してしまっては大変です。

資産運用は、長期で着実に資産形成できる「正しい方法」でやらなければ、資産を減らしてしまいます。むしろ不安を増幅することになりかねません。

「正しい方法」とは、まず確率的に成功の可能性が高い方法を選ぶこと。そして、それを長期で粘り強く続けることです。

私は、短期の売買を繰り返すデイトレードや、株式の銘柄選択のような方法は、時間がかかる割に確率的には報われないと考え否定的です。また、誰でもできる再現性のある方法ではありません。

そんな方法で「消耗する」よりも、成功の確率が高く、誰でも再現できる方法を選択すべきです。

具体的にはアセットアロケーションを重視して、金融資産と実物資産を組み合わせて投資していく方法です。

今回の世界の資産運用フェアでは、アセットアロケーションの具体的な方法について、参加者の方にオリジナルのアセットアロケーションシート(写真)を提供し、説明していきます。

毎回好評のエンターテイメント企画も更に充実させて、個人投資家の皆さまの参加をお待ちしています!

第17回世界の資産運用フェアに参加して、自分に合った資産の増やし方を見つけてください。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年6月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。