こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
明日8日で安倍元総理が凶弾に倒れてから1年。1周忌を迎えることになります。
日本維新の会は代表から声明を発表しています(末尾に全文を掲載)。
政策が違う面では正々堂々とぶつかり合いつつも、憲法改正や教育再生では認識を共有し、また大阪都構想や万博誘致には賛成・後押しをいただきました。
その治績の多さに改めて敬意を評するとともに、心から哀悼の意を表するものです。
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残念ながら、この一周忌のタイミングに政治的な動きも一部では見られます。
安倍元首相銃撃から1年 献花台設置で許可取り消し求め要望
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20230706/2050013971.html
>安倍元総理大臣が銃撃された事件から今月(7月)8日で1年になるのにあわせて、奈良市の現場付近に献花台が設置されることをめぐり、県内の市民団体から奈良市長に対して献花台を設置するための道路使用の許可を取り消すよう求める要望書が提出されました。
>要望書を提出したのは、新日本婦人の会の奈良県本部など県内の11の市民団体で、6日、それぞれの団体の代表ら9人が奈良市役所を訪れ、建設部の田上智弘部長に要望書を渡しました。
>要望書は、安倍元総理大臣が銃撃された奈良市の現場付近に献花台が設置されることに関するもので、献花台が設置されるとトラブルや交通渋滞のもとになるとして自民党奈良県連の有志などでつくる団体から申請されていた道路使用の許可を取り消すよう仲川市長に求めています。
(上記記事より抜粋、強調筆者)
「市民団体」からの要望というと、市民から献花台を撤去せよ!という声が上がっているような印象を持つ方もいるかもしれませんが、この「新日本婦人の会」というのは典型的な共産党関連団体です。
もちろん様々なご意見を持つ方々がいる中で、安倍元総理を元来より支持しておらず、献花台の設置を快く思わない方もおられるでしょう。
しかしながら、静謐な環境で個人を見送るべき日に合わせてこのようなあからさまなロビー活動をしかける党派にも、それを「市民団体」としてほぼ無批判に報じるメディアにも、一抹の疑問を感じざるを得ません。
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安倍元総理が亡くなってからの1年で、日本を取り巻く安全保障環境はさらに複雑さを増し、安倍総理の悲願の一つであった防衛力強化については具体的な話が進んでいます。
来年は安倍元総理が目指した憲法改正の発議に向けて、日本維新の会もその遺志の一つを受け継ぎ、前へ前へと進んでいく所存です。
それでは、また明日。
【安倍晋三元内閣総理大臣の一周忌を迎えて】
安倍晋三元内閣総理大臣が凶弾に倒れてから1年となる。今なお、得も言えぬ喪失感に覆われているというのが率直な思いである。
暴力で政治家の生命を奪い、言論を封殺しようとするテロリズムは民主主義に対する悪質な挑戦であり、断じて認められない。日本維新の会は改めて、あの蛮行を最大限の厳しい言葉で非難するとともに、志半ばで非業の死を遂げた安倍元総理に深く哀悼の意を表する。
私自身が安倍元総理に初めてお会いしたのは10余年前の平成24年2月のこと。
民主党政権下で、大阪維新の会が日本維新の会として国政への挑戦を模索しているときだった。当時の松井一郎大阪府知事らとともに教育シンポジウムに参加し、ご挨拶させていただいた。無念にも病を得て総理の座を降りられて4年半。
わが国が進むべき道を熱く説かれる安倍元総理の言葉から、再登板への固い決意と覚悟を感じ取った。そして秋の自由民主党総裁選と年末の衆議院総選挙を経て第二次安倍内閣が発足し、維新も国政への参戦を果たせた。
考え方の異なる政策では正々堂々とぶつかりあったが、憲法改正や教育再生などでは認識をしっかり共有し、大阪都構想や大阪・関西万博の誘致にも賛同いただいた。また、世界各国の首脳と深い関係を築き日本の国際的立場を向上させるとともに、激変する安全保障環境に備える基盤をつくるなど、憲政史上最長総理の名に違わぬ治績は枚挙にいとまがない。改めて感謝したい。
安倍元総理は常々「平和は人から与えられるものではなく、勝ち取るものだ」と説かれていた。私たちはその言葉を銘記し、憲法改正を筆頭とする故人が目指した諸政策の実現と、真の平和国家日本の希求に全力であたっていく所存である。
令和5年7月8日
日本維新の会
代表 馬場伸幸
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年7月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。