こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
最近、Twitterの新機能が話題になっています。
それは、ツイートに対して他の人が「背景情報(追加情報)」を記載できるというもの。
最近では特に、報道機関だけでなく個人がSNS上でデマやフェイクニュースを発信する問題が大きな社会的な課題となっています。
個人がメディアを持ち、SNSなどで自由に発信できる時代には誤った情報が氾濫するのを完全に避けることは困難ですが、新たなテクノロジーや創意工夫によって誤った情報を正す努力を続けていく必要があります。
例えば、元首相の鳩山由紀夫氏がこんな投稿をされていました(ため息)。
しかし、これは、でたらめな字幕をつけられた英語の動画を元にした誤った情報であることが、他のユーザーによって「背景情報」として追記されました。
このような追加情報によって、元首相のデマは一目でわかる形で拡散され、被害は少なくなったのではないでしょうか。
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誤った情報を正すメカニズムは、今後ますます重要になってきます。
個人が情報を発信する自由がある一方で、情報の正確性や真偽を確認する責任も持たなければなりません。それには、メディアリテラシーの向上や情報のソースや信頼性の確認、複数の情報源を参照するなどの努力が必要です。
先週末のG-1 U40の勉強会でも話題になりましたが、これからはこうした個人の誤発信だけでなく、AIを使って大量に生成されたフェイクニュースが意図的に流される恐れも非常に強く危惧されています。
技術の進化は敵でもあり、味方でもあります。現状、AIが作ったフェイクニュースや作品を「AIが作った、誤ったもの」と即座に見抜くことは容易ではありませんが、そうした手法や技術もカウンターとして進化するかもしれません。
ネット発信を重視し、公正で信頼性のある情報を提供することに取り組んできた政治家の一人として、こうした最新情報やテクノロジーに追いつきながら、誤解や誤った情報の拡散を防ぐために努力を続けてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年7月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。