ル・シャルダン・フランセ&猫のソクラト@ル・ブリストル(パリ8区)

ついに、素敵な初夏到来☀️ 大好きテラスでランチ♪

緑アスパラガス&サバイヨン、ドラード・ロワイヤル(タイ)のセヴィーチェ”レシュ・ド・ティグル”マリネ、そしてフレジエ。

アスペルジュはみずみずしく甘く、サバイヨンは繊細で雪のように舌の上で溶ける。ドラードの質は文句なく(生の魚は、日本人シェフのお店かこのクラスのお店でオーダーしたい)、ソースの酸味と辛味も爽やかで初夏にピッタリ。

ミツバチがたくさん、夢中でミツ吸ってる。

味見させてもらった、トマト&チョリソー&オリーヴのパスタが衝撃のおいしさ!自家製パスタの粉風味も素晴らしいし(パン同様、絶対ローラン・フイアスの粉で作ってる。ローランのところで買えるパスタと同じ食感感じるし)、あらゆる旨味が溶け合ったソースも絶品。さすがはパリきっての美食パラス「ル・ブリストル」。テラスレストランに至るまで、おいしさに隙がない。

合わせるワイン、この季節&テラスなのでもちろんロゼ。気づいたらLVMHに買われてた(よいドメーヌだものね)”シャトー・デスクラン”のウィスパーリング・エンジェル。エレガントで優しい、初夏にぴったりのピンク。横のテーブル、これに氷入れて”ピシーヌ”にしてガンガン飲んでる。

おやつは、この季節ならやっぱりフレジエ。フレジエは、かつてここのシェフパティシエだったローランもジルも、得意にしてて、おいしいの作ってくれてたね。

「ル・ブリストル」初の外国人シェフパティシエとなったゆうさんのフレジエは、生地のやさしさ、クリームの品のよさ、加熱したイチゴの存在感、どれも素敵。イチゴのソルベ食べながら、ジルの味を思い出す。強いて言えば、生のイチゴだけ、もちょっと柔らかく甘い方が好みだけれど、あえての食感コントラストかも。他が全部やわやわなので。

プロフィトロール、おいしすぎてくらっ。アイスクリームのヴァニラの存在感、たまらない。ショコラソースの見事さに、興奮する。ソーシエールに残ったソースも、スプーンで掬っていただき、さらに悶絶。ゆうさん~!と呼んでもらうも、今日はお休み、残念またね。

真夏になるとパラソル越しでも暑くなるので、このテラスは今の季節が一番。あと2〜3週間もすればバラが咲き揃うことでしょう。その頃にまた来たいなぁ。

近くのテーブルで燻らせられてる巨大葉巻の匂いに邪魔されながらも、おいしく楽しい天国ランチ♪

極上ランチだけで幸せいっぱいなのに、ソクラトにも遭遇♪ 先週来た時は、どこにもいなかったのに、今日はテラスでまるくなって、うとうと(思索)してる。

もう2歳くらいかな。すっかりおっきくなっちゃった。抱っこさせてくれた頃が懐かしい・・・。

しばし撫でて嫌な顔されて(笑)、ソクラトの講義を傾聴したい他のゲストがきたので、場所を譲る。

初夏。芍薬がホテル中に。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年5月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。