内閣府の審議会である「政府税制調査会」が、会社員の退職金や通期手当への課税の見直しを検討しているというニュースにサラリーマンから怒りの声が上がっています。
人が一生懸命働いた退職金じゃねぇか、そこから何が欲しいんだよ! 岸田首相の諮問機関である政府税制調査会が、会社員の退職金や通期手当の課税見直しを検討している「サラリーマンいじめ策」に対し、俳優の梅沢富美男さんが庶民の怒りを代弁しました。 https://t.co/xzj11ddS24 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) July 18, 2023
サラリーマンではない梅沢富美男氏もテレビ番組で「てめぇたちは何もやらないくせに、なんで人のものに目を付けてやってんだ」と怒り心頭だったそうです。
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負担増への怒りの声が多く聞かれます。
今月の世論調査で内閣支持率が34.5%まで下落したそう。退職金や通勤手当に課税しようとしたり、配偶者控除を見直そうとしたりと国民に負担を強いる政策ばかりだから、当たり前だよね。
増税で歳入増やしてプライマリーバランスを改善しようなんて、子供でも思いつくレベル。そんなの政治じゃないよ。
— 三崎優太(Yuta Misaki) 青汁王子 (@misakism13) July 17, 2023
史上最悪だという声も聞かれます。
岸田は間違いなく史上最悪の総理大臣。鳩山を超えた。
https://t.co/agCIWAEFLF— shin@ツイッターは日本人差別言論弾圧企業 (@shin_the3rd) July 15, 2023
しかし、同じ会社に長く務めた人が有利になる退職金の控除に対する不公平性は以前から指摘されていました。
人を罵る前にちゃんと記事読みなよwww(´・ω・`)
これ、退職金の税控除の話。
勤続20年を境に退職金への控除額が毎年40万ずつ→毎年70万づつに跳ね上がるから、雇用の流動性を阻害し税の公平性が損なわれてるから、見直しするってこと。
これで史上最悪とか意味わからん、根拠のない誹謗じゃん。 https://t.co/CdJuUsoVPn
— セプトゥ (@septuagintasome) July 16, 2023
高齢社員に有利な仕組みは改めるべきだという批判もあります。
退職金制度自体が会社にしがみつくインセンティブになってしまいます。
サラリーマンを定年まで会社に閉じ込める退職金には、100%課税すべきだ。その分は毎月の給料で払えばいい。MMTは雇用問題をまったく理解していない。 https://t.co/MBhMPTZU3s
— 池田信夫 (@ikedanob) July 18, 2023
企業が従業員を囲い込むための身代金でしかないという指摘もされています。
もう幸福な時代は過去のものとなったのだから、今働いている人の手取りを増やすべきではないでしょうか。
昔は60才で退職してたし、引退後は悠々自適なわけだから年金も退職金も必要だっただろう。
いまは70才まで普通に働いてる。
死ぬまで働くは人間社会の本来のありかた。悠々自適な老後なんてもう雲散霧消してしまったんだから、今働いている人の手取りを増やすべき。 https://t.co/S7YlLX6C3M— 中田智之@歯学博士/医療行政ライター (@NakaDash_) July 18, 2023
方向性として正しいけれど現実的に実行かなり難しそうだという指摘も。
すでに数十年勤め、実質後払いとなっているような人たちのことを考えないといけないから、移行期間とか設けることを考えると、なかなか難しそうだ。でも、必要な方向性。
退職金への課税、格差是正へ 骨太方針の概要判明:日本経済新聞 https://t.co/QzoqfdQTSz
— のとみい (@noto_mii) June 2, 2023
外資企業のように高給サラリーマンは給与で受け取ると税金が高くなるので退職金制度が工夫されているそうです。
外資系証券会社の社員みたいに給料が数千万円のサラリーマンもボーナスが退職金に回るし、借り上げ社宅があるから、じつは、そこまで重税ではないのよ。> 退職金への課税、格差是正へ 骨太方針の概要判明 – 日本経済新聞 https://t.co/adlqaIhRq3
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) June 4, 2023
日本人はそろそろ退職金という制度を考えなおす時期なのかもしれません。
静岡県の川勝平太知事は、2009年の知事選で退職金ゼロを公約にして1期目は受け取らなかったが、2、3期目の退職金8100万円はちゃっかり受け取っていたそうだ。https://t.co/lwMCX6AxgP
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) July 14, 2023